|
|
■■■
■■
■ あの格闘家の今
この間テレビのお昼前のニュースで、タイのムエタイの戦士そして、オカマであるパリンヤ―ちゃんを見かけた。
日本でキック(だっけ?)の若宮選手と戦ったパリンヤ―ちゃんは当時16歳で、試合に上がる前コーナーでメイクに余念が無かった姿には、さすが悠久の王国タイが産んだ人だよなーと感心したもんだった。
パリンヤ―ちゃんは泣きながらファイトをするので、なにかとても胸にくるものがあり、タイ国内でも、一発やらせてくれたら100万バーツ(当時300万円くらい)払うといっている男がいるくらい人気ものだった。
そして今現在のパリンヤ―ちゃんは、というと…
22歳になっていた!そしてムエタイを引退し、なんと女性をターゲットにした、エクセサイズ系ボクシングジムをオープンさせていた。日本が誇るボクシングチャンプ竹山&畑山と同じ発想である。下手な会社経営に走るより安全策のように思われるし、けっこう繁盛してるようだった。
そしてパリンヤ―ちゃんは、性転換したらしく豊かな胸、長い髪、すらりと伸びた足、筋肉は少々落としてより女性らしくなった姿で優しく厳しく女性にトレーニングする姿はとても美しかった。そして女性会員のコメントが。
「パリンヤ―先生は優しく手をとって教えてくれることもあるわ。でも同じ女性同士だから恥ずかしくないわ」
オカマが差別されない国、タイらしいコメントであった。何よりもパリンヤ―ちゃんが楽しそうなのがとても良かった。
格闘技選手の引退後の職業選びは大変だと思う。日本でも今どうしてるのか、とても気になっているキックボクシングの選手がいる。
それは、立嶋篤志である。
皆さん、彼を知ってますかね?千葉出身、超いじめられっこだった彼はいじめられなくなるためにとあるキックボクシングジムに入門。めきめき上達し、高校進学せずにタイにムエタイ留学。帰国後高校に通いだし、夜はキックボクシングの試合に出場するという”至上最強の高校生”というキャッチコピーで頑張っていた。
そして、日本初の年棒1000万円契約のボクサーが誕生した。昔いじめられていただけあって自己顕示欲は人一倍。派手なパフォーマンスで人気があったのだよ。
最近はどうしてんだろ?と思っていたら、彼の自叙伝本が(去年だったけ?)出版されたので、早速購入して読んでみた。
読んでビックリ、壮絶な話だったからだ。サクセス本かと思いきや、頑張って試合で勝ったりしてるのだが、ファイトマネーの件では人にだまされまくっているじゃないか!年棒1000万も結局だまされて日々の生活にすら困窮していたということであった。なんでこんなに人にだまされるんだろう?っつーくらいだまされとる。いやいや驚いた。
実は、コレ読んで面白かったらソルビットの安井則之氏に貸してあげようか…と思ってもいたんだけどね。安井氏も自叙伝書いたりしてるから、何かの参考になるかな…と勝手に思っていたんだが、こりゃー悲しくなるぞ!と辞めた。
ネットで検索しても立嶋篤志の名前ではほとんど上がってこないんですね。一体今彼はどこでどうしているのやら。引退はしてないようなんだが、何かメディアに出なくなったみたい。最近、格闘技通信読んでないから知らないだけなのかな…
運不運ってあるのか、それとも知力の差?
成功してる人の話聞くと余計に気になる立嶋篤志の現在。他の格闘家の行方も気になるんだが(チャンプア・ゲッソンリットとか北斗晶とかね(笑)どうでもいい?)立嶋はまたどこかで誰かにだまされてるのかと思うとちょっと気の毒。
それとも〜顔か?
ハタケはまさにサクセスしてるんだよなあ〜
そして世界のオカマの星、パリンヤ―ちゃんも…
みんな、引退後の計画はずっとしてたのかな?してないのかなー?
でも格闘家は、現役時から引退後のことなんて考えて立ち振る舞ってるってのはやっぱ失格なんでしょうか?これは無類の格闘技好きの、浅草キッドにでも聞くしかないね。
今日の日記は格闘技好きな方と、オカマ好きな方(笑)以外はよくわからんもんになってしまいましたっ。
2003年08月08日(金)
|
|
|