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■ 初恋
数年前の8月のとある日。
久々にライヴをやるという知り合いのお誘いで、高円寺のライヴハウスへ一人で出かけた。バンド仲間が沖縄に移住することになり、そのお別れライヴという企画だったらしい。らしい、というのはこの沖縄に行ってしまう方と私は直接の面識が無いので詳しい事情は知らないためである。
そのライヴにどのバンドが出演するのかも良くわからないままにライブハウスに入ってみた。
私にとって久しぶりの面々ばかりである。
結婚して子供が二人産まれたことまでは知っていたが、その子供らと会うのは初めてという旧知のベース引きもいた。奥さんはその昔かわいい女子高生だったので、まーあれから随分と月日が経過したもんだなー、なんて思った。子供二人はとても子供らしくてかわいかった。
他にも誰かいないかな〜とキョロキョロしていた。知った顔があった。
旧つれづれ草のヴォーカル、安井則之氏とギターの塚田進一氏だった。うわー、バンド頑張ってんだ!と衝撃を受けながらも挨拶程度の声がけしかしなかった。しかし私は密かに彼らの今現在やっているバンド、SOLBITの登場が正直楽しみであった。昔から曲の良さには定評があったし、私もそれが好きだった。今はどんな音なんだろう?
そして彼らの出番になった。
ベースとドラムのメンバーが私の知らない人だった(後で高石真樹雄氏と南たけし氏と確認)が、バンドとしての演奏力はあるに違いないと確信、そしてそれは正解であったと気づかされることになる。安井氏のMCで曲名が紹介される。
「は・つ・こ・いーー」
初恋。
その曲は明るくて、ちょっと切ない 考えようとすると、すぐにすり抜けてゆく それは私が期待していたもので、期待以上だった。
いやー、いいね。
昔と変わってないという言い方は何か違うと思う。
そういうふうに決まっている形ではなく、そこに今現在存在するバンドの形・曲。
伸びやかにここに居続けて欲しい。
SOLBIT。
メンバーみんなそれぞれ素晴らしい個性と実力の持ち主だ。
それは皆さんの方がよくわかっているように。
私はこのバンドを応援していきたいと思う。
影ながら、時にはかなりでしゃばりながら(笑)
ちなみにこのライヴ時の私の酒摂取量はエビスビール2.7リットル。アル中まっしぐらの頃の夏の夜のことでありました…
2003年07月04日(金)
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