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■ 哀・企業戦士
私が以前、大変香ばしい企業に所属していたような文章を書いた。
今では恨み言は全く無く、お世話になったなー、とか貴重な経験させてもらったなーとか。むしろ人に話せるネタとしてありがたい。 そしてここでの同僚はもう第二次世界大戦での戦友のような感じで今でも仲がよい。しかし当時は毎日本当に心臓が止まりそうな事件が起こり、太陽が私にだけ見えないようになっていた。
なべやかん氏もたけし軍団でのことを「魁・男塾のようなことをやらされた恐るべき軍団」と言っていたが、私も自分がいた企業をそう思う。例えて言うなら、トラの穴か、魁・男塾のような場所だった。
前振りはいい。
あまりに強烈で何から書いていいやら…そうそう、殴る話からにしようかな。
有名な常務が殴る殴る。誰をって、社員を殴る。反抗的な目をしたとか、成績が悪いとか。右を頬を殴られたら左も差し出さないともっと殴られる。
この方のいるお部屋にはボールが置いてあって、頭にくると投げてぶつける。のど飴も飛んでくる。いつの時代の会社か?と思うでしょう。今現在の会社です。
監禁もする。
企業秘密を漏らしたという疑いで、私と年が大して変わらない課長が自分の部屋から拉致され、監禁された。上層部が集団で黒いスーツを着て車で乗りつけたらしい。笑いたいのだが笑えない。本当の話。
この課長は深夜、部屋でコーヒーでも飲もうとしてたところだったらしく、ジャージのまま(笑)会社の一室に監禁されていた。ぐるっと上層部の黒服軍団に囲まれ、殴られ、首根っこつかまれ、課長は真中に土下座、メガネが半分ずれたまま
「オイ、吐けや!」 「携帯のリダイヤルみせいや…なんでこいつに電話してんねん。こいつは会社辞めたやつやで…なんで連絡とってんねん、企業秘密おしえとったんか?ああ??」
こんな尋問が数日間、課長は隙を見て逃げ出したらしい。裸足のまま、オフィス街から…その後彼の行方は知らない。
のべ人数は莫大な会社だったが、その頃私はこの荒波をかいくぐって役職づいてた(というか異常に気に入られていた…恐かった)のでこの課長とも仕事をしたことがあった。 ぼーっとしててとてもスパイ活動できるタイプじゃないと思うんだけどなあ。連絡とったと言っていた相手の方とも仕事をご一緒してたし。確かにこの相手は油断ならない方でしたが。
あまり詳しく書くと、興信所とか使われるので(マジ)さらっと書こうね♪っと。
うーーん、蒸し暑い夏になると会社の記憶がよみがえってくるな。 まだまだ続きます。
2003年07月03日(木)
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