JERRY BEANS!!

2004年08月29日(日) 人酔い

友人の結婚に伴い、お祝いに行って、色んな人と会った。

求心力のある人達なので、本当に色んな人がお祝いに来ていて、
改めて彼女たちの魅力の拡がりと柔らかさを感じた。とても
幸せそうで、顔が綺麗だった。目が、良いね。薔薇の花弁が、
光でやんわりと綻ぶように、綺麗な気持ちが目から綻んで零れて来る
ような。彼らの魅力は、それぞれが自らの感覚に対して本当に実直で
ある所だなぁ。と、思う。

誰かと、同じ方向に向かって繋がり合って進んで行く幸せ。
結婚とはつまりそんな気持ちのことかも知れないなぁ、と、想像する。

そんな、幸せの野原のはじっこで、色んな、人を見ていた。
そうして、ザワザワと多様な何かが風や光にざわめくのを見ていた。

一瞬、その全てに「意志」があり、「感情」があり、「虚ろ」である
と考えたら、一気に気持ちが悪くなってしまった。…人に会うと、
心を探られる。胸をどんなに頑丈に閉じても、人間の感情はぐにゃぐにゃ
と軟体だから、それ故に隙間から、覗こうとされる。関わり合おうとする。

普段はあまりそこまで人を見ないし、そこまで長い時間関わる事がないので
平気だけれど、今回はかなり長い時間その場にいたので、久しぶりに
まともにそれをくらってしまった。

つまりは、人酔いだと、簡単に言えるのかも知れないが、
頭蓋骨の裏側が、ざわざわする。胸に響く言葉、意味の無い言葉、
あたり障りのない妙な言葉が、脳に詰め込まれていって、情報過多になる。
またひとつ、前に進んでいく。


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