JERRY BEANS!!

2003年05月06日(火) 兄の横顔

先日、兄が帰省してきた。

普段私が女ばかりの家で生活しているからか、
久しぶりに見る兄はとても雄雄しい。

ひとつしか年が変わらないから、本当に小さな頃からずっと一緒に
育ったきた。体操もピアノも水泳も、習い事は全て兄の真似から
始めて、いつも彼のペースをくずして嫌がられたけど。小川でずぶぬれ
になるのも、ブナの林で探検するのも、近所のイチジクを狩りに行く
のも一緒だったけ。

妹ができるまで、いつも二人でお互いを鏡に映すように見ながら
大きくなってきたから、性格は全然ちがっていても私は平気だった。

彼の存在は、私の「そうなることは絶対にない別の姿」だ。
私はずっと、お兄ちゃんみたいな男の子になりたかったのに。

だんだん年をとって、兄に父の面影がちらつくようになってから、
少しだけ私の中の少年の憧れが変わってきたような気がする。
気付けばもうとっくに「少年」ではなくなっている、永遠のお兄ちゃんが、
少しだけ他人に近付いていくような気がした。


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