妹の話は本当に聞いているだけでストレスが溜まる。
妹の彼氏は本当にロクデナシだ。 何より誰より考え方が狭くて、融通が利かなくて、そのくせプライドは 人一倍高く、自分勝手で、自分より下の人間を見下し、自分より上の 人間の才能は認めない。おまけに付け加えれば、仮性包茎野郎でもある。
私は、頼まれても、恋人どころかお友達は無論、知り合いにもなりたいと 思う事が出来ない。もっとも、彼もそうそう簡単なバカではないから、 心を許している自分の彼女の前でなければここまでボロを出しはしないの だろうけれど。
彼の悪口を妹口から聞くたびに、私はストレスが溜まる。
それと同時に、何故彼女がこの男といつまでも関係を続けているのか、 続けていられるのかの方が疑問である。誰よりダメなのは、この状態を 維持しつづけている妹の方かも知れない。
一緒にいる時は、嫌なところを見ないようにすれば大丈夫だと彼女は言う。 一日のうちに、一緒にいる時間はわずか3時間だから耐えられる、とも言う。
だけど私にはわからない。一緒にいる時に本人を見ないようにする。 一緒にいられるわずか3時間の間にそこまでして我慢してまで付き合う事に なんの意味があるんだろう?それって、果たして幸せなんだろうか。
幸せでもなく、不幸でもない変な時間と関係が楽しいんだろうか。 それでも彼女はそれを維持し続け、私に愚痴をこぼし続ける。 私の疲労は止む事がない。せめて、「それでも好きだから仕方が無い」という 一言だけでも、聞く事ができたなら、少しは報われるのだけれど。
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