JERRY BEANS!!

2002年09月07日(土) 女の子の夢

乙女の夢は儚いものです。
男の子とは違って、女には時間がある。

だんだんと年を取る毎に、許される時間がなくなる切迫感がある。

私はそれが嫌で、女で居る事が嫌いな時期があった。

最初は、私の体が子供で居られなくなった時。
胸に物があたる度に、痛みが走ったあの時期。
私は自分の体の時間が止まればよいと思った。そうしなければ
「私」が消えてしまうような気がしたから。

でも、痛みがなくなり、胸が今のサイズになる頃には、諦めがついた。

「子供」ではいられないんだと思って泣いた。

私が一番好きだったのは、子供だった頃の思い出。

好き放題に木に登って、暑い夏は川に足を浸して、田んぼ脇の用水路で
魚を釣って、草をすりつぶしたものを体に塗りたくって遊んだあの頃が、
私が一番好きだった時間。私が一番好きな「私」の形。

女になって良かったことなど、恋人に愛してもらえることくらいで。
それでは、あの頃の全能感は得られない。
だから、そんな現実を忘れる為に色んなことをしているだけだ。

大人は夢を見ないのかしら。
女は夢を見ないのかしら。
男は夢を、見るのかしら?

子供の頃のように、ただ滅茶苦茶でデタラメな夢に翻弄されたい。

女になんかなりたくなかった。それは、私が女の子だった時の夢。


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nana [HOMEPAGE]

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