| 2002年08月09日(金) |
消えてくれてありがとう |
去年の日記を読み返して、自分があの人の事を、もうすっかりと 忘れていたことに気付いた。あんなに夢中になって、涙まで流して、 辛い思いもたくさんしたにも関わらず。
あの人には、たくさん傷つけられて苦しめられて、とても痛いと思ったけれど、 あの人の言葉も行為も、私の中に、きつく深く、残るほどの傷はひとつも 残すことが出来ていない。
昔むかし、好きだった別のある人は、未だに私の中で、音を立てて 軋むというのに。それすらの事もない。
今になって、全くキレイに消えてしまった私の中のあの人。
ああ、消えてくれて、ありがとう。
一時は殺してしまいたいと思うほど、あなたの血を、全て全て、毛嫌い したけれど、それも今となってはどうだっていい事で。あなたが何処で誰と くっ付こうが、のたれ死のうが、私の知るところでもないし、そんな事すら 忘れていた私の回復能力には、今とても感謝している。あの頃、あの時に 思った「愛している」という言葉も、気持ちも、あの時のままで、瞬間的に あの時の「永遠」になってしまって消えてしまったのだ。 あの時のキツかった思い出は、今の私を毛ほども傷つけない。
今はもう、小さく胸に残るような、鈍いとげの痛みすら、思い出せないでいる。
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