JERRY BEANS!!

2001年11月11日(日) 本当の気持ち

本当は、書くのをずっと嫌がってた。
前の彼の話は、極力避けようって思ってたからだ。
それは、今の彼の手前というよりは、私の気持ちの問題であって。
元より、嫌いで別れた訳じゃなかったからなんだけどね。

彼に、新しい彼女が出来たのを知ったのは、実は結構前で、
その時、私は、自分のしたことは何処かへ置いといて、彼に対して、
良かったなって思う反面、やっぱりなぁ、という気持ちがあった。

…カッコいいから、きっとすぐに次の彼女が出来る筈って、
思ってはいたけど。本当は、心の中は複雑だった。

前までは、私のものだった手や、優しい言葉は、今度はその子のものに
なるんだろうなぁ、…ってな事を、おぼろげに思った。

それが嫌なんじゃない。私は、彼に、新しい彼女が出来て、やっぱり
私じゃなくても大丈夫だって、思って欲しかったのと同時に、
私じゃない事をちゃんと知って欲しかったのと、ほんの少しだけ、
後悔してくれたらいいなぁ、と思っていたのだ。

勿論、もうやり直しは効かないけど、私が彼を好きだった気持ちに
嘘は無かったし、好きじゃなかったら、きっと我慢して付き合って
行けたんだろうなぁって、思ってるけど、あのまま付き合っていたら、
どうなったのかなぁ、って、考えたりは、する。

好きだけどどうしようも無かったら、…私はあのまま壊れていたんだろうか。
それか、心中か、夜逃げか。結局破局だったかも、知れない。
私は途中で降りてしまったから解らないけど…。その続きも、見たかった
ような気は、する。

でも、ね。…今の方が、私は前も、先も、あの頃より見えてると思うんだわ。
行き詰まりの恋ではなくて、今は別に、急がなくても良い恋だし。

だから、きっと、あなたも幸せになれますようにって、今は思うよ。
私じゃ出来なかったこと、私じゃない人なら今度は簡単だと思うしね。
私も、あなたで無いなら、難しい恋はしなくて済むから、本当は、気がラクで
いいんだ。これは、本心だけど。
あのとき、寄せ書きに書いた私のセリフ。ずっと、って言葉に棒線を引いた
こと、許さないって言ってくれて嬉しかった。

それを聞いただけでね、付き合って来れて、良かったって本当に思えるんだ。
色々あったけど、大学を卒業したら、会う事も少ないだろうから、
安心してる。あなたとの恋は、まだ、私もひきずってくって思うけど、
それでも良いってすぎちんが言うから。それも、私は、嬉しいなって思う。
いつか、彼の為にあなたのことは忘れるでしょうね。

さよなら、さよなら。

書いたら、スッキリした。できれば、できるだけ、会うことの無いように…。
まだ、臆病物の、私。時々、こんなこと、考えてる。


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