JERRY BEANS!!

2001年04月14日(土) 彼氏の寝息

 彼氏の寝息が額にかかる夜は、私は一番幸せで不幸せだ。
おでこに近づく唇も、閉じた瞳も可愛くて、上目遣いで
寝顔を見ると、心臓をわし掴みにされたように、苦しい。
こいつの眉間によったしわの数をひとつでも減らせるなら、
なんだってしちゃうかも…。そう思うのと同時に、私は
一体、いつまでこいつを「好き」だろう、と思う。

時々、彼がどれだけ自分を好きか、試したくなる。だけど、
「好き」に尺度は無い。いつでも時価な愛に相場の値段を
付けようだなんて、本当、バカバカしいじゃない。

なのに、こういう夜に限って、私は女で、こんなに馬鹿馬鹿しい
ことに夢中になってしまう。だから、ばかなんだろう。ねぇ。


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nana [HOMEPAGE]

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