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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年07月08日(火) たったの90分でしかない 自宅パソコンの12cmファンが寿命になったので、ファンだけ買い換えました。シンルイリアン製1,380円なり。4年使った会社のパソコンも、ようやく買い換えてもらえることになりました。
さて昔、当時のスポンサーに言われたことがあります。
「AAミーティングなんて、一日24時間の中でたったの90分だからな」
何が言いたいかというと、ミーティングで何を聞き、何をしゃべっているかよりも、それ以外の大部分に何をしているかのほうが大事なんだよ、ということです。
僕はAAプログラムの本質は、AAミーティングでもなければ、AAのイベントでもなく、AAのサービス活動でもないと信じています。AAの本質は12のステップであり、それは「仲間と一緒にやる」部分は少なく、たいていは一人で孤独にやるものです。
埋め合わせを例に挙げるならば、過去に迷惑をかけた誰かに頭を下げに行くときに、AAメンバーの誰かに一緒について行ってもらおうとか、一緒に謝ってもらおうとか考える人は「甘えん坊」です。祈りも黙想も孤独な作業です。そして、一日を生きていく中で「わがまま、不正直、恨み、恐れ」をチェックしていく作業も、やはり一人です。
ではミーティングは何のためにあるのか? それはきっと、飲まないで生きていくための考え方、感じ方、ステップのやり方などを交換して学んでいくための場でしょう。いわばAAプログラムのドアであり、窓です。ドアや窓は建物の重要な構成部品ではありますが、窓が建物の本質ではないのと同様です。
「12ステップは3年で一回り」と昔は言いました。3年もかかったのでは、3年間苦しみ続けることになるので、長すぎて賛成できません。でも、この言葉にも汲むべきものがあると思います。
3年も5年もたっても、まだ「自分のために」ミーティングに通っているから、いざミーティングに通えない事情ができると、とたんにソーバーが苦しくなるのだと思います。24時間の中でミーティングの90分以外にどうAAプログラムをやっているかが大切でしょうし、「3年で一回り」でもいいからステップ2〜11をとばさずにやるのがプログラムだと思います。そうすれば、ミーティングへ通う目的が「新しい人にプログラムを渡すため」になり、回数が減ってもそう極端に脆くなることもないはずです。
そうは言っても、ステップをやらずにミーティングに通い続けているほうが「楽」だから、みんなそっちを選ぶわけです。僕もその一人です。
昨日参加したバースディミーティングで、この話もしようと思っていたのですが、するのを忘れたのでここに書いておきました。
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