心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年07月03日(木) 燃費

100ドルを超えただけで大騒ぎだった原油価格が、もう140ドルを超えています。
毎月ガソリン代の値上げが続いていますから、レギュラーが200円突破するのも時間の問題でしょう。

さて、ハイオク(プレミアム)ガソリンと、レギュラーガソリンでは、10円弱の価格差があります。製造コストがそれだけ違うとは思えないのですが、付加価値に高い値段を付けて売ることで利益を追求するのは商売の基本ですからね。

僕は(ターボではなくNAの)ハイオク指定車に乗っています。そしてたいていのハイオク指定車はレギュラーガソリンを入れても大丈夫になっています。ターボ車でないのなら、普段乗りからレギュラーを入れ続けても問題ないのではないか、と思ったのが昨年の夏の終わりでした。
レギュラーを入れることで点火マップが変わり、そのせいで燃費が落ちたとしても、やっぱりレギュラーを入れたほうがお得なのではないか。これは試してみなくては。

というわけで、あれから9ヶ月。レギュラーを入れたりハイオクを入れたり、燃費の記録を取り続けてきました。その詳細は別途ブログに書きますが、ざっくり一言でまとめてしまうと、<僕のNA車>(ここお間違いなく)の場合、レギュラーとハイオクがどのような比率で混じっていようとも、約10Km/Lという燃費はほとんど変わりませんでした。
なんだ、ハイオク入れているだけ損じゃん。

しかし、レギュラーによるパワーロスも感じます。高速の合流で思ったように加速できなくてパッシングされたりとか。

ガソリンの種類よりも燃費に大きく影響をおよぼしたと思われるのは、例えば気温(下がると酸素密度が上がって燃費向上)、高速道路か一般道か(定速走行が多い高速のほうが燃費がいい)、雨(抵抗の上昇)、乗車人数などでした。

ガソリンが高ったせいで、費用を少しでも減らそうと、燃費のいい小型車に乗り換える人が増えているそうです。しかし、燃費グッズなどに手を出すのは愚の骨頂というもの。そんなもので燃費が向上するなら、自動車メーカーが莫大な費用をかけて燃費向上の研究をするわけがありません。

そういえば昔「アーシング」というのがありました。車のあっちこっちに銅線を取り付けると、燃費が良くなったりパワーが増したり良いことがいっぱいあることになっていましたが、パチものです。あんまり流行ったので、○ッサンとかの車メーカーも純正のアーシングキットを売って儲けていました(悪徳商法だね)。まあ、カーオーディオの音が良くなるぐらいの効果はあったかもしれません。

燃費グッズにしてもアーシングにしても、「あれは車に効果があるのではない」と言われます。買った人が「あれだけ高い部品を買って付けたのだから、効果が出ないはずがない(出て欲しい)」という願望を持つために、客観的に物事を見れなくなってしまうわけです。オカルトグッズは車にではなく、人間に効果を及ぼすものであります。

まあ、燃費やパワーは数値で効果を否定できても、音の良さは数値化できないから否定できないだけなんだけど。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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