心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年06月11日(水) 静かだ (again)

新しく越したワンルームは棟に6人の住人がいます。
夜10時半頃帰宅すると、3〜4つの部屋の灯りがついています。けれど僕が風呂の残り湯で洗濯を終え、夜半過ぎに洗濯物を干そうとベランダに出ると、もう他の部屋の灯りはすべて消えています。見渡せる限りの家々の窓も、明かりが消えて、辺り一帯真っ暗です。
裏にある廃屋の向こうは田んぼなので、今の時期は蛙の声がゲコゲコ聞こえてきます。かなり離れているはずの高速道路から、大型車が通る音が聞こえてきます。そうした音も、ドアと窓を閉めてしまえば消えてしまいます。

隣の部屋の住人は、ちょっと良さげな車に乗っていて、時々携帯電話で大声で話している様子がわかります。顔を合わせたことはありませんが、おそらく中年のおじさんでしょう。
真下の部屋の住人は、比較的若い男性で、週末には彼女が遊びに来ていることもあります。ベランダに布団が干してあったりしますが、本人がやっているのか、彼女がかいがいしいのか。
斜め下の住人は、最初に顔を合わせたのがおばさんだったので、中年女性の一人暮らしかと思っていました。しかし、週末にベランダに男物のワイシャツやズボンばかり何枚も干してあるのを見て間違いに気が付きました。どうやら奥さんとおぼしき人が、週末に掃除や洗濯に来ているのであって、住んでいるのは中年男性です。いやどんな事情なのか知りませんが。
他の二部屋にいる人たちについてはあまりわかりませんが、どうやらこの棟は男だけみたいです。

みなさん洗濯は週末にまとめてする主義なのか、完全室内干し主義なのか。
そういえば、僕の冬物の洗濯も峠を越しました。はんてんが破れっぱなしなので、お裁縫もしなければなりません(冬までには)。

ゴミの収集は火曜と木曜の午前中に業者が来るようです。入居する時に、大家さんに電話をかけたら「わざわざ電話もらっちゃって」と恐縮されてしまいました。ゴミの収集に来る日を聞きたかったのですが、「2〜3日おきに来るんじゃないの」と詳しく知らない様子でした。なので、自分で確かめました。
分別はあまり細かくしなくても良さそうです。少なくとも可燃物(生ゴミ)とプラスチック類は分けていません。PETボトルも混ぜてもいいかもしれませんが、一応分けています。パソコンのクズ部品も、古い衣類も、文句を言わずに持って行ってくれます。ただ、誰が出したのか壊れた掃除機はずっと放置されたままです。

それにしても、他の人たちはゴミの量が少ない。生活していれば生ゴミだとかいろいろ出るだろうに、と思うのですが、ゴミポートの箱の中に縛ったレジ袋がいくつか入っているだけです。みんなどんな生活をしているのか。夜9時頃になると出かけていく人がいるのは、晩ご飯を外食しにいっているのでしょう。
夜帰ってくれば、すぐに寝るだけの人が多いようです。

他の住民たちに挨拶もしていませんし、もちろんそばも配っていません。ともかくここは静かな暮らしなのです。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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