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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年01月02日(水) 読むほどにわからなくなる(かもしれない)AA案内 AAの「伝統」はルールではないので、必ずしも守られているとは限りません。
でも、おおよそ守られていないとAAグループが存続できないという経験則です。
・AAは非組織。
AAの各部分の組織化は最小限にする(伝統9)。
肩書きを持った人は奉仕をするしもべであって、責任と同等以上の権限を持たない(伝統2・9)。
AAを職業にすることはできない(伝統8)。ただし奉仕のために専従者を雇うことはできる。
・AAは匿名。
AAメンバーとして名前や写真をメディアに公開しない(伝統11)。
無名であることによって全員が平等であることが確認される(伝統12)。
(メディアでないところ、例えばグループの中で実名を名乗ることは問題ない)。
・AAは献金・経済的自立。
AAの収入源はAAメンバーの自発的な献金のみで、外部から助成を受けない(伝統7)。
AAそのものは資産を持たない、事業を行わない(伝統6)。
献金をすることはメンバーの条件ではない(伝統3)。
・AAの目的は単一。
AAの目的は自分自身と他のアルコホーリクの回復のみ(伝統5)。
AAは外部の問題に口を出さない。社会改革運動はしない(伝統10)。
AAは他の組織に属さない(伝統7)。
AAで回復したいと願うひとはどんな人でも拒まれない(伝統3)。
自分たちはAAグループだと名乗ればそれはAAグループである(伝統3)。
AAメンバーだからといって何かの規則に服従することは求められない(伝統3)。
AAグループは何かの権威に対してではなく、自分たちの良心に対してのみ責任を負う(伝統4)。
・AAそのものの存続
AA全体が存続しなければ、AAグループもAAメンバーも存在し得ない(伝統1)。
したがって、個人よりも常にAAの原理が優先される(伝統12)。
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