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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年12月12日(水) 1年セックスレス論 酒を飲み出すときに、アルコールの与えてくれる「心地よさ=快感」を求めていることは間違いありません。もし酒が苦しみしかもたらさなかったら、だれもスリップはしないでしょう。
例えば、抗酒剤を飲んでから酒を飲むとかなり苦しいことになります。だから、誰しも抗酒剤なしで酒を飲もうと思うのが当然です。(抗酒剤を使って酒量を制限するという高度なテクニック?には触れません)。
話は変わりまして、なんで断酒後1年間は、たとえ夫婦であってもセックスするな、と言われるのでしょうか。それは多分セックスが「心地よい=快感」だからですね。精神的にも、肉体的にも気持ちがいい。それはアルコールの代わりになり得るものです。セックスがあることで断酒が続くのなら結構な話ですが、いつの間にかセックスなしでは断酒が続かなくなっているかも知れません。
ところが、セックスパートナーは酒と違って人間ですから、その気にならない時だってあるわけです。そんなときに、夫婦だからと無理強いしたりとか、拒まれたから外にパートナーを求めたりとか、金で手に入れようとしたりすると、ろくな結果になりません。セックスが手に入らなくても、酒ならいつでも手に入るもんね、ということになりかねません。
そんなことなら、最初から1年間しないことに決めた方が確実です。酒を飲めば死ぬかも知れません。けれど、1年間セックスをしなくても命に別状はない、ということは多くの男女が証明しています。
回復に集中するためには、退屈なくらい変化がないのが一番です。環境が変化すると、その変化に対応するのが精一杯で、回復どころではなくなってしまいます。だから、1年は大きな決断はするな、つまり結婚も離婚も就職も離職も引っ越しもするな、と言われるわけです(やむを得ないケースもありますが)。
1年は恋愛もしない方がよろしい。恋愛だけしていれば満足でセックスは不要、という人はいませんから。
じゃあ、ひいらぎお前は最初の一年は奥さんとしなかったのか? と聞かれると、そりゃ新婚でしたからやってましたよ、当然じゃないですか。
この業界?ダブル・スタンダード、トリプル・スタンダードは当たり前です。そして、自分ができなかったことを平気で「やれ」と言えなくては、スポンサーは務まりません。別にいじめているわけじゃない、相手のためを思ってであります。ほんとだって。イヒヒ。
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