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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年07月14日(土) AOSMこぼれ話 AOSMの話をはさみます。
AOSMの場合、会議で何を決議しても、それを実行するサービス機関がありませんから、議決は「勧告決議 advisory action」ではなく、recommendation と呼ばれます。
さて最終日の午後の後半は、次回の内容などを決めるビジネスミーティングが行われました。僕が覗いたときには、次回のテーマ(トピック)を決めているところでした。みんな内心暖めてきたアイデアがあったのかどうか知りませんが、テーマ案は10個提出されました。それぞれ提出者の意見を聞いた後で、投票に移りました。
最初の投票では1番〜8番の案は得票が0〜2票で、9番と10番が多くの表を分け合っていました。再度投票が行われましたが、票はあまり動きません。
議長が「第三レガシー手続きで」と表明して、この時点で1/5の得票がなかった1〜8番の候補は全部除外となりました。3回目の投票は9番と10番のみで行われましたが票が割れ、どちらも2/3は獲得できませんでした。4回目の投票でもそれは変わりません。
帽子(hat)という言葉が発せられ、実際用意できたのはcapでしたけど、その中に9と10と書いた紙が入れられ、中立者として日本の理事会議長がそのくじを引きました。彼のNine(9)という言葉は、拍手で迎えられました。
AAの大切な議決は過半数では不十分で、2/3は必要だとされます。実際投票をやってみると分かりますが、意見が分かれているときには、なかなか2/3を取ることができません。投票を繰り返しても2/3に達しないときには、最後は帽子を使ったくじ引きになります。大事なプロセスだと言われていますが、現実に目にする機会はあまりありません。
次は次回の議長の選出で、これも帽子になりそうだと噂されてたんですが、僕は帰る時間になったので、実際どうなったのかは知りません。
AAの議決では2/3という数字を大切にし、それに達しないのならくじ引きの結果の方が良いという民主主義です。
今夜は地区委員会にオブザーバー参加していたのですが、一回目の投票で最大得票のに決めてしまったのは、ちょっとつまらなかった感じです。まあ、決めていたのが地図の紙の色でしたからねぇ、どれでも良いって言えばそうなんですけど。
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