心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年05月31日(木) 釜飯の店

仕事で遅くなったときは、外で食事をして帰ることにしています。
ところが遅くなると、営業している飲食店の数が減ってきます。9時までの店、10時まで、11時まで、夜半まで、とだんだん店が閉まっていき、「いつも同じところはヤだ」とわがままを言っていると、夕食難民になってしまいます。仕方ないので、勇気を持って新規開拓に挑むときもあります。

昨夜も300円ぐらいのうどんを食わせる店に寄ろうと思ったのですが、問題はその前の版も別の店でうどんを食べたことです。二日連続でうどんはどうよ? と思っていると、「和めしや右折300m」という看板が目に入ったので、迷わず右のウィンカーを出していました。

その店は釜飯屋らしく、店の外には釜飯のディスプレイがありました。中へ入ると店員が席を案内してくれ、そして渡されたメニューは完全なる居酒屋メニューでした。外の掲示はランチタイム用で、夜はより収益率の高い酒家をやっているわけですね。僕は夕食を食べに来たのであって、酒を飲み来たわけじゃありません。
そこで席を立って出て行ってもいっこうに構わないとと思うのですが、もう頭の中は湯気を上げる釜飯でいっぱいです。居酒屋で飯を食って何が悪いというのだ。

何とかメニューの中から釜飯を見つけ出してオーダーすると、米から炊くので20分はかかると言われました。観念してソフトドリンクと焼き鳥5本を頼んで、時間をつぶすことになりました。

周囲を見渡すと、若い男女の二人連ればかりです。僕が通された席も二人席でした。向かい合わせじゃなくて、並んで座るベンチシートです。照明は薄暗く、隣の席とはすだれで区切られていて・・・。まあデートにはいいところでしょうな。
居酒屋も、飲酒運転対策としてソフトドリンクのメニューを充実させるところが多くなって、飲まない人にとってはありがたいことです。

かに釜飯はおいしかったのですが、すでに焼き鳥も食べていたので、1/3も食べたところでお腹いっぱいになってしまいました。鰹だしの汁をかけてお茶漬けにするとおいしいと言われたのでもう1/3食べ、迷ったあげくに残りの1/3も食べてしまいました。食い過ぎです。

おいしかったけれど、夕食に二千円はかかりすぎでした。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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