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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年05月20日(日) 名が勝つは恥なり という言葉があったように思います。
ネットで調べてみると「實勝善也、名勝恥也」とあります。漢文ですね。「實」って何でしょうか。
それはともかく、実力より評判が高いことは恥ずかしいことなのだ、という意味だと思っています。自分の評判を高く保とうとするのがプライドならば、それは恥ずかしいことでありましょう。
だいたい評判てものは、自分ではコントロールの効かないものです。それをコントロールしようと思えば疲れてしまいます。評判を意図的に低くしようとするのも、正常な精神の働きではないんでしょう。AA風の用語で言えば「それは本当の謙虚とは違う」というわけです。
自分に価値がないと思っている人は、周囲からの評価が気になると言います。自己評価の低さを、高い評判をもらうことで消そうとするんでしょう。でもそれは、自分の内面を見つめることではなく、外から見た自分を見ているので、どんどん自分がなくなります。重い責任を果たすことで、能力のある人間だと周囲に認めさせようとすれば、すぐに疲れてしまいます。自分の必要ではなく、誰かの必要を満たすことでしか、満足を得られなくなってしまったら怖いでしょう。
評判を気にせずに、実力を育てることに集中できる人が「謙虚な人」なんでしょう。
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