心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年05月17日(木) グリコ

今年もゴールデンウィーク明けに田植えが終わりました。
といっても実家であります。
僕は独身時代に「農家の娘と、看護婦と、女教師とは結婚しない」という方針でいました。まあ選ぶほど相手もいなかったので、そんな方針立てるだけで無駄でしたが、無事農家でない家にムコ入りして、週末の午前中むにゃむにゃ寝ていても「農作業だ」と叩き起こされることのない、平和な?生活を送っています。
それでも実家の農事には呼び出されてしまいます。

実家も父が死んだ後は、自分たちが作付けするのは自家消費用の田んぼ二枚だけで、残りは農協の代理耕作を頼んでいます。おかげでずいぶん楽になりました。

それでも秋の作業はまだきついです。コンバインで刈り取ってすぐ籾になってくれればいいんでしょうが、実家の稲刈りはバインダーで束ねて、人手ではぜかけして天日乾燥ですから。

農作業で体を動かし始めて最初の20分〜30分ぐらいは、かなりしんどいです。筋肉中のブドウ糖が消費され、供給が追いつかないので、エネルギー不足の筋肉が「休め、休め」と脳にシグナルを送ります。それでもがんばっていると、やがて肝臓からグリコーゲンの補給されるようになって、体が動くようになります。
これはチャリでサイクリングだと気取って走っているときも同様で、ともかく苦しいのにしばらく耐えていると、やがてふっと楽になって、向かい風が追い風に変わったかのような、どこまでも走って行けそうな(錯覚ですが)気分になります。もちろん、脱水症状や加熱や過負荷には気をつけないと行けませんけどね。
こういうことを毎日しているんですから、百姓の人は体が丈夫です。依存症になって、ふつうの人だったら入院しているような状態でも、平気で野良仕事をしていたりします。話がそれました。

ともかく、しんどいと思いながらも、たまに戸外で体を動かすのは気持ちがいいものです。ただ、田植えは例外で、ひたすら腰が痛くなるだけですけど。まあ、今年は雨が降らず、晴れすぎずに薄曇りで涼しくて良かった。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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