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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年04月25日(水) 病気とは(異常と正常の間)その1 緑内障の治療をずっと続けています。
眼球には水が詰まっていて、その水を供給する機構と、排出する機構があります。この排出機構の方に何かの不具合があって、働きが弱くなってしまうと、目玉の中に水が過剰に溜まります。すると中の圧力が高くなり、眼底の視神経が圧迫されて死にます。
視神経が死んだ部分は、当然見えなくなるのですが、なかなかこれに気づきません。ひとつには、あまり使わない視野の端の方から壊れてくるのが理由です。いきなり視野の中央が欠けると生存に関わるので、中央部分は強くなるように進化したと言われています。
もう一つの理由は、人間の脳は視野の一部が欠けていても気づかないようです。目には盲点という見えない場所があることは学校で勉強しました。そのとき教科書に描かれた図を眺めて、初めて見えない場所があることに気づいた人も多いのではないでしょうか? 盲点は生まれたときからあったにも関わらずです。
だから、盲点よりもっと大きい視野が欠けていても、気づかないものです。
眼圧が高いときに、自分で目玉を(まぶたの上から)触ってみると、かちんこちんに堅いのが分かります。いや、そんなことをしなくても、頭痛がするので分かりますが。
頭痛の原因として、緑内障というのは多いらしいです。40歳を過ぎれば、10人に一人は緑内障なんだとか。眼底が圧迫されて凹んでいくときは、普段にも増して頭痛が激しさを増すのだそうです。周期的に激しい頭痛に悩まされるならば、眼圧を計ってもらったほうがいいかもしれません。
僕の場合には、20代に一人暮らしのアパートで飲んだくれている間に、激しい頭痛と目のかすみを経験していますから、たぶんその時に悪化したのでしょう。病気が発見されたのは、酒を止めてしばらくしてからです。眼鏡屋でめがねを作ってみたのですが、どうもよく見えない・・・眼科医でしっかり視力測定をしてもらおうと思ったら、眼圧検査で引っかかってしまいました。
放っておけばいずれ失明ですから、その点は良かったですけど。
片目をつぶり、視線を固定して、目の前でライターの火を上下左右に動かしてみると、ところどころ炎がぼやけて見える場所があります。
緑内障の話は、単なる前ふりだったのに、前ふりだけで終わってしまいました。続きは明日。
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