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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年12月18日(月) 四輪駆動車は普通の車よりも・・・ 雑記も、日があきました。
ここ数日、肉体的にも、精神的にも調子が悪かったのは事実です。
ノートパソコンが壊れてしまったのも痛かったです。デスクトップ機のある寒い部屋に行く気になかなかなれませんでした。そして、今日月曜日は仕事も休んで寝ていました。まあ、明日は行けるでしょう。
さて、年末はパソコン用のプリンターが一番売れる時期なのでしょうか。
プリンターを買ってきて箱を開けても、最近は中に取扱説明書という冊子は入っていません。CD-ROMにPDFファイルが入っていて、印刷物のマニュアルはついてこないのが普通です。代わりに入っているのが、「セットアップガイド」とか「初めての方に」とか書かれた一枚紙です。
片面にはプリンターの設置方法が書いてあるのが普通です。輸送用固定の解き方とか、電源の入れ方とか、インクカートリッジの付け方とか、そんなことが書かれています。
反対の面には、CD-ROMからソフトをパソコンにセットアップする手順が書いてあるのが普通です。
たった一枚の紙で、イラストや写真が大きくて、文字なんてわずかなものです。それに従ってやれば、プリンターのセットアップはとても簡単で、まず間違えることはありません。
しかし、その簡単なことに失敗する人も結構たくさんいるのです。
何年も前に発売されたWindows XPは、今年発売された最新式のプリンターのことなど知りもしません。だから、「プリンターを接続する前に」、まずCD-ROMからソフトをインストールしてあげる必要があります。
が、「俺はプリンターの使い方が分かってるんだぜ」という無用な自信を持っている人は、トラブルに巻き込まれやすい(というか自分でトラブル作ってるんですけどね)。彼らは、インクカートリッジの取り付けが終わるあたりで、「後は知ってるんだ」とばかりに、いきなりプリンターとパソコンをUSBケーブルでつないでしまいます。
XPは新品のプリンターを「ドライバーが見つからない」とか「不明なハードウェア」とかいう言葉を使って、冷たくあしらいます。付属の紙に書かれていない言葉が出てきて、びっくりした彼らは、慌ててソフトのインストールを始めたりするのですが、時すでに遅しであったりします。
そこでひいらぎの電話番号を思い出して、サポートセンター代わりに呼び出してみたりするのですが、まあそれは別に僕にとって迷惑な話でもありません。(数は少ないものの)その人が女性の場合には、丁重な受け答えが待っていると期待していいです。が、男性の場合には、
「パソコンの電源を落として、プリンターの電源も切って、ケーブルも外して、そして最初から紙に書かれたとおりにやりなおしてみろ」
と冷たくあしらわれるのがオチかもしれません。
「どうしてアル中の人って、紙に書かれた手順に従ってやるのが、こうも苦手なんだろう」と思いますね。どこかで「自分の考え」が入って、横道にそれて、トラブルに勝手に巻き込まれて・・・。まあ自分も例外じゃないですが。
まあ、そんな傾向が、プリンター接続ひとつにも現れると申しましょうか。
でも、自分の考えで困っている人へのアドバイスは簡単なので、こちらも楽です。プリンターだったら紙に書かれているとおり、ステップだったらビッグブックに書かれているとおり、「やってみてダメだったら、もう一度電話してくれ」と言えばすむことです。そこに僕の知恵など不要です。
逆に、考えがまともな人の持ち込むケースは、パソコンサポート係にとってもチャレンジングなことが多いのです。四輪駆動車は、FFの車より、救出が困難なところで立ち往生するのが、世の習わしであります。解決できない問題のほうが多いです。
まあ、そもそも「助けを求める」「困りごとを相談する」こと自体が、まず最初のハードルなのかも知れません。
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