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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年10月03日(火) 仲間のバースディ 仲間のバースディ・ミーティングへ行きました。
ここのところ2回続けてバースディMの空振りを経験していただけに、三度目の正直でありました。
バースディ・ミーティングを行う理由については、様々な考え方があると思います。だから、何が正しくて何が間違っていると言うつもりはありませんが、少なくとも「バースディ者本人のためだけに行っているわけじゃない」のは確かだと思います。
何年かのソブラエティを重ねると、晴れがましいことは気恥ずかしいからという理由で、バースディ・ミーティングをしなくなってしまうAAメンバーもいます。バースディとはみんなにお祝いしてもらう場だと思うのは、一面的な見方です。
そもそもバースディとは、がんばった人を皆が誉めるためのミーティングではありますまい。どちらかと言えば、自分のソブラエティは仲間のおかげであるという感謝を示す場であろうと思います。だから、ケーキを買ってきて皆に食べてもらうのでありましょう。
時間が経過しても、その感謝が減ることもないならば、等しく感謝を表明し続けることは必要だと思います。
もうひとつの理由は、新しくAAにやって来た人たちのためであります。
AAでは、飲まないでいる期間の長さについて、それほど頻繁に話がでるわけじゃありません。だから、仲間のソブラエティの長さは、普段はあいまいにしか分かりません。AAにつながったばかりのメンバーは、はたして自分は何年AAを続けていけばいいのか、そもそも自分がこの先飲まないでいられるのか、不安を持っているが普通でしょう。
バースディ・ミーティングは、そうした不安を解消し、勇気づけていくメッセージのひとつの形だと思います。それは言葉によるメッセージとは、また違ったものを伝えてくれると思います。
何がしてもらえるかではなく、自分が何を贈れるかを考えれば、バースディ・ミーティングもそれほどおろそかには出来ないと思うのですが・・・まあ、無理強いは出来ないし。
まあともかく、昨夜は、ドアを開けたらちょうどろうそくが灯されるところだったので、安心しましたよ。
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