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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年04月18日(火) セックスする権利? 元データがどこだったか忘れてしまいましたが、10年ぐらい前に、アメリカで男性の心理カウンセラーを対象に行われたアンケートの結果が報じられていました。
それによると、九十数%の男性カウンセラーが、「自分は特定の女性クライアントとセックスする権利がある」と感じたことがあるのだそうです。実際にする権利があるとかいう話じゃなくて、セックスしたい=する権利があると感じるというわけです。
どうやら男というのは、女性からプライベートな話をされると、それだけで親密な関係が築き上げられたと勘違いしてしまい、性的な関係に誘っても大丈夫だ、いや相手から誘ってきたんだからというふうに感じてしまう動物であるようです。
自助グループのミーティングでは、そんなに親しくない間柄なのに、きわめてプライベートなことが語られます。プライベートなことを包み隠さずに正直に話すことが回復につながるという文化があるからです。そこにさまざまな擬似恋愛が生まれる余地があります。
が、ミーティングだけの付き合いなら、清いグループ交際であります。
これが、男と女が一対一ということになると、男の勘違いは激しく加速することになるのでしょう。心理カウンセラーの場合にはプロですから職業意識が働いて、「権利を感じた」からといって行動にたやすく移したりはしないでしょうが、自助グループの男たちはアマチュアですから自己規制がありません。
というわけで、AAでは経験的に、男のスポンサーは男、女のスポンサーは女、と決まっているわけです。(スポンサーとは相談相手みたいなものだと思ってください)。
ただ、糖尿病の重い男性は、相談相手として女性に人気があるという話しも聞いたことがあります。安全だからだとか。
え? 世の中の男ぜんぶが、ひいらぎお前のようにスケベ根性丸出しではない? そうかなぁ。
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