ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ|過去へ|未来へ
2006年03月01日(水) ノイズフィルター 「ひかり電話」に変えたら、電話回線にノイズ(雑音)が乗るようになりました。
最初はノイズだとは気がつきませんでした。そのノイズは何かの番組のようだったので、電話で話している相手がテレビでも見ながら話しているんだろうと思っていました。
「人との電話の最中にテレビをつけているとは失礼な人だ」
そのように思っていたのですが、そのうちに
「どうして僕のところに電話をかけてくる人は、みんなテレビを見ながらなんだろう」
という疑問を持つに至りました。
そして、なぜか東京の人からの電話なのに、番組の話題が長野県のことだったりして、どうもおかしいのであります。
そのうちに、その番組が「信越放送(SBC)」という長野県の中波放送だということに気がつきました。
そういえばひかり電話に変えたとき、終端装置も変わったので、3階と2階を結ぶ手段も無線から有線に変えたのでした。そしてそのケーブルはシールドの簡単な一番安い線を使ったのであります。どうやらそれがアンテナの役割を果たして、中波放送を受信してしまったようです。
電話回線を変えるついでに、電話機をパイオニア製からパナソニック製に変えたのでありました。試しにパイオニア製に戻してみると、ノイズは消えました。だめじゃないですか、パナソニック製。昔はこういう事がよくあったそうですが、最近では珍しくなってきました。だから対策を省略してコストダウンするのも商品企画として的はずれではないのでしょうが、僕としてはせっかく買った新しい電話機に早速けちがついた格好になって、なんとか自分手対策をしないとおもしろくないわけであります。
しかしさすがに、最近ではまれな現象なのか、ノイズフィルターを入れればいいと分かっていても、そのフィルターがなかなか売っていないか、あっても高いのであります。電話回線のノイズフィルターといっても、最近はADSL用のものばかりであります。ADSLモデムもノイズには弱いものらしく、ノイズフィルターを入れることによってリンク速度がアップしたという話もあります。
まあとりあえずADSL用を3つぐらい買って試してみました。しかしあまり効果はありません。どうやら数百KHzの中波放送の周波数と、ADSL用ノイズフィルターとでは周波数帯が違っているようであります。
しかしこうした製品も、「内蔵されたコイルによってADSL接続のじゃまになるノイズを低減し、リンク速度を向上させる」という、それだけ聞いているとまるで「車の燃費向上グッズのように怪しげ」であります。一応理屈としては、外乱のノイズはふたつの信号線に共通して乗るので、コモンコードノイズを取り去って差分の信号だけにしてあげれば、S/N比が向上するという話です。これが燃費向上グッズと同じぐらい眉唾なものなのか、それとも実効性のあるものなのか、それは僕には分かりません。
四つ目に買ったオーム電子製のフィルターでやっとなんとか効果が出ました。
オーム電子はまともな会社なのですが、オウム真理教が世間を騒がしている頃には、関連企業だと思われて難癖をつけられたという噂がありました。オウム真理教が秋葉原でパソコンの組み立て販売をやっていたというのも誤解のものかもしれません。なにしろ一番金のかかる人件費を「修行」という名目の無賃金労働でまかなうわけですから安いはずです。事情通はオウムだと分かっていても手を出していたという話もありました。ピンク色の看板のところでありました。
やっぱり電子関係の出版社でオーム社というのがあって、ここにも嫌がらせの電話が一時期かかっていたということもききました。世の中短絡的な人間が多くて困りますね。九官鳥真理教という宗教団体もありました。これも短絡ですか。
もくじ|過去へ|未来へ