心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年08月26日(木) 三顧の礼

「サラリーマン生活が終わったら、もう雇ってくれる会社もないだろうから、自営でやってみる」とうそぶいて、家族も説得したり、営業行為を行ったりしておりました。
しかしまあ、この一ヶ月足らずの自分の生活を振り返ってみると、なんか「自己管理できてねーなー」というのがその印象です。午前中は半分寝ていて、起きるのが早くても朝10時。お昼ごはんを食べるとまた眠くなってひと休み。夕方近くになると、なんとなく頭がぼんやりしてひと眠り。そんでもって、夜更かしして夜中はがんばるのかと思えば、そうでもなくて、布団が「良いではないか、良いではないか、近こう寄れ」と誘いをかけてくる始末。

ああ、こんな生活をしていたのでは「ダメ人間」になってしまう(というか、すでに過去形でダメになってるし)。やっぱり自営でやるには自己管理がしっかりしていないといけません。自分の最大の敵は、やっぱり自分でありました。

会社がつぶれたときに、従業員まとめて(といってもたった4人ですが)引き取ってやるから、うちの会社に来ないかと誘ってくれたところがいくつかありました。その中でも、終始もっとも熱心に誘ってくれた会社に、4人のうち2人の心が傾いていると知りました。そこへ自分を足して3人にすれば、ほぼ話は固まるだろう踏みまして、「自営はやっぱり厳しいからやーめた。りーまんが楽でいいよね」と思いを変えました。

来週に4人で神奈川の本社を訪問して、社長と面談して待遇なんかを煮詰めることになりました。ひとつ問題になるのは、僕が以前に提出した履歴書の「健康状態欄」には、何も書き込んでなかったということです。その時は、まさかその会社に就職する気になるとは夢にも思っていなかったので、わざわざ要らぬ情報を書くこともないと思ったのです。

面談のときに、うつ病であることも、アルコール依存症でAAに通っていることも話してしまおうと思っています。組織であるからには、いつかは明らかにせざるを得ないでしょう。隠したって始まらない。僕が精神科医に通うことと、AAミーティングに通うことを必要としているのは、隠し通すことのできない事実なのですから。

それで態度が180度変わるような会社であるならば、最初から僕には縁のなかった話だということであります。僕はネゴシエーションは不得手で、最初から全部のカードを表にして交渉したほうが気が楽なのです。
内心(なんとかなるさ)と思っているあたりが、僕の傲慢なところであるんですけどね。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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