心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年07月07日(水) 求むスポンサー

スポンサーを持たないAAライフを送ってもう何年にもなりました。
いや、別に僕のスポンサーは死んでしまったわけでも、AAを去ってしまったわけでもありません。でも、お互いにミーティングを共にすることもなくなりましたし、電話をすることもなくなって、相談事をすることもなくなりました。たまに会えば、「お元気そうで何より」という挨拶をするぐらいの間柄です。

この人と一緒にミーティングをやっていたとき以外は、僕はホームグループの中に「先行く仲間(自分よりソブラエティの長い仲間)」なしでやってきました。スポンサー関係がなくなった後は、海図と羅針盤を頼りに自分で航海を続けてきたといったところでしょうか。
ソブラエティがある程度長くなれば、スポンサーなんて要らないという考え方もあります。対して「スポンサーシップは大切だ」と言いながら、自分にはスポンサーが(事実上)いないという事実を自分は軽く見すぎていたのかもしれません。

先日、ステップ5の相手をお願いしてきたと仲間に話したら、「どうしてその人にスポンサーをお願いしないのか?」と言われてしまいました。
ステップ5の相手をしてもらうと言うことは、その相手のことを信頼している(というか、信頼したいと願っている)ことでもあります。信頼したいと願える相手は、一時的なピンチヒッターではなく、きちんとスポンサーを頼んでみるべきではないか、というのは至極まっとうな考えです。

僕の病気は深いので、スポンサーは誰でもいいという訳にはいきません。だから、いつの間にか探す努力をやめてしまっていました。せっかく信頼したいと願える相手に出会えたのに、ピンチヒッター扱いしてしまうなんて。そういう自分に気づかせてくれた仲間に感謝であります。
まあ、その人がスポンサーを引き受けてくれるかどうかは、また別の話であります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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