心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年05月14日(金) 予備校

先日出かけた帰りの話。
上の子は耳管の働きが弱く、気圧の激しい変化に中耳がついていけません。だから、標高のアップダウンの激しい岐阜県内の中央道を、僕としては珍しく制限速度で走っていました。
追い越し車線を、車列が次々と追い抜かしていきます。やがて、前にも後ろにも、一台も姿が見えず、僕の車だけになってしまいました。僕は自分の車のヘッドライトだけを頼りに、車を走らせ続けました。

ほどなく、後ろから一台の車が追いついてきました。その車のヘッドライトが妙にまぶしいのです。最初はハイビームを浴びせられているのかと思いましたが、僕の走っているのは走行車線です。遅いと思うのなら抜いていくのは簡単です。
その車は僕の車の背後にぴたっとついて離れません。ルームミラーが眩しいのは激しく迷惑ですが、ぶっちぎるというのは遅く走っている主旨に反します。そこで、僕は速度を落とすことにしました。70キロ・60キロ・・・50キロ。これ以上下げると速度違反というところで、ようやく抜いていってくれました。

車は国産の白いワンボックス。よくフロントグリルに青いLEDとかを仕込んでいる車種です。そのヘッドライトが、ハイワッテージバルブに取り替えられていました。
多分オーナーは、ヘッドライトが暗く感じたので、一番明るいやつに取り替えてみたのでしょう。でも実は、暗いのはランプのせいじゃなく、光の反射の設計が悪くて、光が散らばってしまうからなんです。バルブを明るくしてみても、まぶしい光を撒き散らす車になるだけなんだけれど、眩しいことがカッコイイのでしょうか。

今度は順序を入れ替えて、僕の車が後から続きます。前が明るくて、なかなか具合が良いです。トンネルに入ると、宮崎アニメで車や飛行物がトンネルを通過していくシーンみたいで、なんか感動しました。

でも、この御仁。ドライブには不慣れらしく、後ろから付いていくのが不安になるような蛇行ぶりです。幸いなことに、後ろからトラックがやってきて、宮崎アニメ君はその後ろにくっついて、先に行ってしまいました。

この日も追突事故の渋滞が二回ありました。安全運転以前に、安全な車を作って欲しいものですが、まあ車も商品だから売るためには何でもありなのが実情。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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