心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年03月29日(土) どちらも日常

妻が朝「起きられない」と言ったのが、正月あけしばらくしてからでした。
「ああ、またですか」というわけで、ジジババに子供達を預けまして、夫婦二人の生活が始まりました。といっても、当時僕は連日出張で、土日は帰って寝ているだけという生活でしたので、妻が寝込んでいる実感を持ったのは2月になってからでした。
4月からは子供が小学校に行くので、「このままじゃ困るねぇ」と話し合っていたのですが、だからといって目標を定めてなんとかなる病気でもありません。朝ご飯と昼食をコンビニで買って済ませるので、その負担が大きかったかな。
今年の冬は例年より寒くて、雪も多いから、冬季性のうつも混じっているかもしれない。だから、春になればなんとかなるんでは、などと気楽な話をしていました。
そのうち土日だけ子供達が泊まりに来るようになり、やっと最近になって元の生活が戻ってきたという感じです。その間およそ2ヶ月半でしたか。

良い状態=ふつう、症状が出ている=悪い、と捉えてしまうと苦しくなります。
悪いときがあるのが「ふつう」。逆に調子の良いときはトバしすぎに注意しないと反動がおそろしいです。というか、調子の良いのが普通だと思い込んで、「なんで自分はあの時のように、今がんばれないんだろう」と思っちゃうのがうつの人なのかも。
先に寝込んだ者勝ち、という夫婦ですので、「これでやっと俺も寝込める」という感想であります。
またマッサージに行ってきました。心の疲れが体に出る心身症とか仮面うつ病とかがありますが、体の疲れが心に出るという当然のことを忘れがちでした。

毎日7時間寝ていれば疲れすぎることもないのでしょうが、なぜか生き急いでいる自分を発見するのでした(と言いつつまた夜更かし)。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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