週末 - 2004年07月13日(火) 遊び疲れて、わたしは水着の上からドレスを着たままデイビッドのベッドで眠ってしまう。デイビッドはルーティーンの「寝る前のインターネット・ニュース読み」をやってて、デイビッドがベッドにやって来た時間をわたしは知らない。慌ててデイビッドの T シャツに着替えたけど、焼けた体が熱くて、裸になってシーツにくるまった。 ぐっすり眠った。 デイビッドがわたし用に合わせてくれた目覚ましで一人で起きてベッドルームの階段を降りると、ナターシャが寝てるベッドの横に空っぽになったアイスクリームのカートンが転がってた。帰る用意をしてからベッドに戻って眠ってるデイビッドに抱きつく。「I like you」。「I like you too」ってデイビッドが答える。まだ I love you が言えない。「I love you too」が返って来ないのが怖いから。 月曜日。ふたりで過ごす週末が終わって、ひとりの一週間が始まった。 大雨になった。久しぶりの雨が気持ちよかった。仕事が終わってからまたジムに行こうと思ってたけど、やめた。代わりにスポーツ・オーソリティに寄って、足首につけるウェイトを買った。ジェニーが電話をくれた。電話のそばで妹チビが「みゃあお」って鳴いた。「遊んでって言ってるよ、チビちゃん。アンタ最近週末うちにいないから」ってジェニーが笑う。いつものように「ちゃんと食べなよ」ってジェニーに言われて、たまごを焼いてサンドイッチを作って食べた。ウェイトをつけてエクササイズしてみる。そのまま左足首にウェイトつけて過ごす。囚人になったみたい。なんかそれが楽しくて、今日も囚人になる。 デイビッドは木曜日からひとりでロードアイランドに行く。ナターシャのために。「じゃあ今週は週末に会えないね」って言っても、淋しくなかった。そんな週末もいいかなって思う。木曜日にしか会わなかったころみたいに。 今度の日曜日にはちゃんと教会に行って、お天気がよければそれからジェニーとビーチに行こう。 会えない週末を想っても淋しくないのに、このやるせない気持ちはなんだろう。 少しずつ。少しずつ。少しずつ。出会ったころ、そうお祈りしてたのはわたし。 そうだ。神さまは「少しずつ」をちゃんと叶えてくれてる。 そして少しずつ、わたしの今の祈りはいつかきっと叶う。 週末が毎日に変わる日。なんの心配も不安もない日々。 今夜はジーザスの腕に抱かれて眠りたい。 大丈夫。 貴女も大丈夫だから。 神さまは愛に応えてくれる。無償の愛で守ってくれる。神さまは決して裏切らない。 -
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