天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

My life - 2004年07月14日(水)

ゆうべマジェッドがやって来た。
地下鉄の駅のそばのバーに一緒に出掛けた。
マジェッドは先週の木曜日は夜中の1時半に電話をかけてきて、うちの近くのクラブにいるから出ておいでって言ったけど、わたしは5ヶ月ぶりに戻った「仕事する毎日」にまだ慣れなくて、ぐったりくたびれてて出掛ける気分じゃなかった。マジェッドがわたしに会いたいときは、なんかモヤモヤがあるときだって知ってたけど。昨日もわたしはくたびれてたけど、まだ10時半だったから出掛けることにした。

バーのパティオのテーブルで、わたしはコーヒーを飲んでマジェッドはビールを飲んで、やっぱりマジェッドは憂鬱だった。別れたガールフレンドはまだマジェッドが好きで、電話をかけてきてはマジェッドの居所を探って、マジェッドが誰かといると知ったら機嫌を悪くするらしい。それが男友だちであっても。馬鹿げてるって言ってしまえばそれまでだけど、なんとなく彼女の気持ちも分かってしまう。同じ会社の同じフロアで仕事をしてて、毎日顔を合わせて毎日仕事上であったとしても言葉を交わしてれば、ブレイク・アップの意味がわからなくなってしまうのかもしれないし。

わたしといる間にも、マジェッドの ex- ガールフレンドはマジェッドに電話をかけてきた。「友だち」と一緒にいるマジェッドに彼女は腹を立てる。そしてマジェッドはまた憂鬱になる。冷たくあしらえないのが優しさと言えるのかわたしには疑問だけど、わたしは敢えてそれを口にしなかった。

「My life sucks」。なんとなくふたりで悪態をつく。


ダンスはまだ踊れない。ローラーブレイドも出来ない。ヒールの靴も履けない。
雨が降ると膝が痛む。仕事は楽しいけど、一日が終わると膝が固まってる。
「5ヶ月も離れてたんだから、しょうがないよ」ってみんなが言うけど、仕事が終わると毎日信じられないくらいぐったり疲れてる。
踊りたい踊りたい踊りたい。
じれったいじれったいじれったい。
早く踊れるようになりたいのに、昨日も今日もジムに行かなかった。
周3回のルールはみごとに破られてる。
今日も昨日も足にウエイトつけて、囚人になるだけ。
My life sucks.


日曜日のビーチに、マジェッドを誘ってみた。
うちまで送ってくれたマジェッドは、玄関の前で大きなハグをくれてから、ほっぺたにキスしてくれた。デイビッドに見せてやりたいってちょっとイジワル思った。


デイビッドから電話があるってわかってて、わたしは携帯を持って出なかった。
留守電にメッセージが入ってた。「別のボーイフレンドと夜のデートかな」って。

「マジェッドが来たんだ」「こんな時間に?」「うん。外でコーヒー飲んで来た。うちに入れたくなかったから」「ただの友だちなんだから何もしないだろ?」「だけどこんな時間だもん。でも今度は入れてあげようかな」。デイビッドは面白くなさそうに笑う。

今日は仕事のパートナーのダンサーの カレン・D のダンスに招待されてクライアントと観に行って、そのあとブルックリンの昔の友だちに会って来て、地下鉄の中で携帯のゲームをひたすらしながら今帰って来たって電話をくれた。夜中の1時半。

電話を待ってること、デイビッドは知ってる。


My life doesn't suck.
It shouldn't be so bad.


-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail