天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

普通の毎日 - 2004年07月07日(水)

昨日。仕事に復帰した。
もう殆ど普通に近く歩けるようになって、夏が来て、だからもうあと1ヶ月お休みしたいなあとか思ってた。毎日ビーチに行って陽射しを浴びたいよって思ってた。朝、車を運転しながら、久しぶりの仕事にすごい緊張もした。でも5ヶ月ぶりの仕事は楽しかった。また患者さんたち診れるのが、ドクターやナースたちと仕事するのが、嬉しかった。

一日があっという間に終わって、オフィスからデイビッドに電話する。
携帯のバッテリー・チャージャーをデイビッドんちに忘れてきたから、取りに行くために。

まだ陽射しが眩しい7時。
デイビッドはナターシャとふたりでアパートの前の石の階段のところで待っててくれた。それから、今日のベイスボールのゲームでピッチャーをするデイビッドのために、公園で最近ふたりの大のお気に入りのキャッチボールをする。わたしはキャッチャー役で、デイビッドは本気でボールを投げてくる。ボールがバシッと入った瞬間にグラブの中の手がジンと痺れる感覚が好き。ボールを落とすと本気で悔しい。

日が暮れかけるまでやって汗いっぱいかいたあと、デイビッドんちから2ブロック半離れたとこにあるナーシング・ホームを見に行った。わたしの仕事のポジションを募集してて、見てみたかったから。カソリックの奇麗なナーシング・ホームだった。ナーシング・ホームはお給料がいい。仕事はずっとタイクツだけど。

病院を変わることを真剣に考えてるわけじゃない。でもちょっと変わりたい。もしもあのナーシング・ホームで仕事が出来たら。わたしはデイビッドんちの近くに引っ越して、仕事が終わったら日が暮れるまでこんなふうにキャッチボールしたりお散歩して、一緒にごはん作ったり食べに行ったり、今日はわたしんちで一緒に眠って明日はデイビッドんちで一緒に眠って、たまには自分ちで別々に眠って淋しいなあって思ったり。


このあいだパムんちのプールパーティに持ってくつもりで買ったけど気が変わってデイビッドに持ってったパイナップルが、とってもいい匂いに熟れてたから切った。それとチェリーとブルーベリーとバナナ&チョコレート・マフィンってヘンな晩ごはんを食べながら大統領選挙キャンペーンのテレビを観る。帰るつもりだったのに「泊って行きなよ」ってデイビッドが言った。朝早く起きてうちに一旦帰ってから、今日は仕事第2日目。

「おかえり、デイビッドのガールフレンド」ってDr. スターラーがわたしに言った。
「Dr. スターラー、あたしほんとにもうデイビッドのガールフレンドなの。デイビッドがそう言ったんだ」「へえ、そうか。やっと正式にガールフレンドか」。思わずすっごい笑顔になって「うん」って答える。「膝の傷痕、見せてごらん」って言うドクターに、パンツの裾をまくり上げて手術の痕の傷を見せながら「ヒドイ? そうでもない?」って聞いたら、「どっちでもいいじゃないか、きみにはもうボーイフレンドがいるんだから」ってドクターは笑った。


今日、デイビッドはナターシャを2回目のラディエーションに連れてった。
ラディエーションは効いてる。このまま効果があればいい。ずっと元気でいて欲しい、ナターシャ。今日は日本の七夕。わたしはナターシャのことをお願いした。そして、デイビッドとわたしのこと。


「あたし、明日も仕事に行くんだよ」って言ってから自分で笑っちゃった。
これからまた毎日仕事。普通の毎日が始まった。


-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail