淋しいな - 2004年05月16日(日) 今帰って来た。デイビッドんところから。 金曜日は教会友だちのティナとティナのルームメイトたちのパーティがあって、でもデイビッドに会いに行った。パーティに行ったってこの足じゃ踊れないし、デイビッド選ぶに決まってる。ナターシャ連れてお散歩しながらデイビッドが歩く練習してくれた。横歩きとか後ろ向き歩きとか、松葉杖なしとか。それからまだ借りっ放しだったデイビッドのクライアントが創った映画の DVD を観る。「つまんなさそうだよ」ってデイビッドは言ってたのに、だんだん面白くなって来てふたりでのめり込む。 それからアパートのビルの前でキャッチボールをやった。受け損ねて転んでくボールを追いかけることは出来ないけど、それはデイビッドが拾ってくれて、高いボールも低いボールも右よりのボールも左よりのボールもわたしは自分で驚くくらい上手にキャッチ出来た。デイビッドは「誰が教えてくれたの?」ってわたしのボールの受け方にも投げ方にも驚いてた。「日本人はね、キョジンノホシを見て育つからみんなキャッチの仕方くらい知ってるんだよ」ってキョジンノホシを説明してあげたけど、よくわかんないみたいだった。 土曜日はデイビッドはスイスに帰るおじさんをお見送りに行って夕方から仕事のパートナーが来るから、わたしはジャックんちに行って、ジャックと晩ごはんを食べてからデイビッドんちに戻った。新しいパートナーのカレン・D はまだいた。奇麗な人だったけど、カレン・D はレズビアンだって知ったから安心。 デイビッドの仕事が終わるまでバーンズ・アンド・ノーブルに行って待ってたら突然サンダーストーム。どしゃ降りとカミナリといなびかりの中デイビッドは傘もささずにやって来て、お店が閉まる時間に追い出されてから雨の中歩いて歩いてドラッグストアに行った。デイビッドは自分の分と一緒にわたしの分の傘も買ってくれた。デイビッドとならどしゃ降りの中歩くのも楽しい。なんでも楽しい。 日曜日は教会をさぼる。お決まり通りサンダーストームのあとの快晴で、暑いくらいのお天気だった。午後から河沿いの公園を歩いてカヤックに行った。ドックには長い行列で、楽しみにしてたわたしの初カヤックは諦める。芝生に転がってデイビッドは本を読んで、わたしはナターシャにリーシュをつけて歩いた。おりこうのナターシャはわたしのためにゆっくり歩いてくれて、わたしは松葉杖なしでたくさん歩いた。 夜には映画を借りて来てくれて、一緒に観た。 「今日も泊って行きなよ」ってデイビッドは言ったけど、チビたちが心配で帰ることにした。車のとこまで送ってくれたデイビッドにいっぱいハグしていっぱいほっぺにキスもらって、明日歯を抜きに行くナターシャにバイとアイラブユーを言って、車を出すまで見ててくれたデイビッドに窓から投げキッスして、セントラル・パークを抜ける道で検問にかかって更新したばかりの車の保険のカードを持ってなくてチケット切られちゃった。 「こんなことになるなら泊ってけばよかったかな」ってメールする。 淋しいな。 淋しくて眠れそうにない。 デイビッドの隣で眠りたい。 泊ってけばよかった。 淋しいな。 -
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