発表会 - 2004年04月17日(土) 出て来た。 教会の、なんての? パフォーマンス大会みたいの。 ひとり3分以内で、なんでもいいんだ、アーティスティックな才能を披露してください、ってやつ。「ねえ、あたしピアノ弾こうかなあ」って先週ジェニーに相談したら、「弾きなよ、アンタそのために足ケガして毎日うちでピアノ弾いてんじゃん。アンタのための会だよ」って乗せられて、デイビッドにもやりなよって言われて、申し込んだ。なのに「あたし出るよ」ってジェニーに言ったら「うそ。緊張する〜」って言われた。 教会に着いてから、デイビッドに電話した。「嬉しいよ、きみが発表会に出てくれて」ってデイビッドは言った。「 Wish me good luck」ってお願いしたら、大きな声で「Good luck!」って言ってくれた。 すっごい緊張した。ダンはリストの「愛の夢第3番」をとっても奇麗に弾いて、わたしはますます緊張した。「もう帰りたいよぉ」って、隣に座ってたアンナに泣きつく。わたしの順番が来て名まえを呼ばれて、松葉杖ついてステージに出てく。昨日電話で主催者のダンとたくさん話して、ダンはわたしのこと「びっこのピアニスト」って言いながらとっても素敵に紹介してくれた。それでもっと緊張した。 教会のキーボードはオスカーさんが貸してくれてるキーボードと違ってちゃんとピアノみたいな深いキーで、アンプに繋げたキーボードはすっごい大きな音が出た。最初の一音弾いてびっくりして止まっちゃった。それから何章節か弾いたとこで詰まっちゃって、「ごめんなさい、もっかい初めから弾きます」って言って笑われた。 いっぱい間違えた。止まらずに誤魔化したけど間違うたびに緊張して、そのうち段々落ち着いてきた。でもうんと最後の方のクライマックスのとこで、思いっきり和音外した。「あー」って言いながら止まっちゃった。誰かがわたしの名まえを大声で呼んでくれた。それで気を取り直して少しだけ戻って弾く。最後はちゃんと奇麗に弾けた。最後の和音を終えて手を膝の上に置いたら、すっごい拍手と歓声もらっちゃった。 びっくりした。間違えてばっかで恥ずかしかったのに。 カードもたくさんもらった。ちっちゃなカードがテーブルの上に置いてあって、出演した人にコメントを書いて出演者の封筒に入れるってやつ。素敵な言葉、たくさんもらっちゃった。帰るときにもありがとうをたくさんもらった。「とても美しかったよ、神さまの恵みだ」「きみのピアノは僕をスピリチュアルにしてくれたよ」「あなたが弾いてるあいだ、私は別の世界に飛んで行ってたみたい」って。「きみは本当に神さまに愛されてる」って言われたのが一番嬉しかった。 あんなに緊張してあんなにたくさん間違えたのに。ほんとに驚いた。 帰ってデイビッドに電話する。「終わったらどうだったか電話しておいで」って言ってたから。「だから言っただろ? きみのピアノは人のこころを動かすんだって。きみはほんとに素敵に弾くんだよ。もしヘタクソだったら僕は隠さずにヘタクソだって言うよ」。 もしもそれがほんとうなら、神さまのおかげだと思う。 神さまはわたしを愛してくれてる。わたしはジーザスに愛されてる。 嬉しくて嬉しくて、もらったカードを一枚ずつ何度も何度も読んでる。 -
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