天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

eternal sunshine of the spotless mind - 2004年03月29日(月)

車を停めたところまでデイビッドが迎えに来てくれて、それから一緒にアパートに向かう。アパートの裏玄関の前でドアマンのリコが口笛を吹いてわたしに手を振ってくれたけど、階段がない表玄関の方から入る。もうひとりの表玄関のドアマンのおじさんが「久しぶりだね」って言ってくれた。デイビッドのアパートに入ると、「おかえり」ってデイビッドがわたしに言った。2ヶ月ぶりのデイビッドのアパート。帰って来たんだ。2ヶ月ぶりに。「おかえり」なんて嬉しすぎる。

リンカーン・センター・シネマで映画を2本立て続けに観た。「My Architect」と「Goodbye, Lenin」。「Goodbye, Lenin」はズルして出口のロープをこっそりくぐって入ってタダで観た。映画もすごくよかったけど、それがおもしろかった。松葉杖でたくさん歩かなくていいように、デイビッドはいつも気づかってくれた。

金曜日も土曜日も泊った。日曜日は教会さぼって、夕方までいた。
土曜日も日曜日もお昼まで一緒に眠った。そしてデイビッドがブランチを作ってくれた。デイビッドは土日もお昼は仕事をしなくちゃいけないくらい忙しかったけど、デイビッドが仕事をしてるあいだはわたしはエクササイズをして持ってったバイブルを読んだ。松葉杖を使わずにゆっくりゆっくり歩く練習もした。デイビッドがいると、エクササイズも全然苦にならなかった。

「仕事、一段落ついたよ。ドアマンのリコに会いに行こうよ、きみ長いこと会ってないから」って、仕事場からデイビッドが出て来る。「待って。あと5パラグラフ読んでから」「OK」。ロッキングチェアに座ってたデイビッドがカウチでバイブルを読むわたしに突然言った。「I really really like you」。「なに? 急に」。わたしは笑って、足早に仕事場に戻ってくデイビッドにそう言った。そんな時間が嬉しかった。デイビッドと過ごすそんな時間がほんとに好きだと思った。

日曜日はひとりで5ブロック先の銀行まで行ってみた。デイビッドは止めたけど、わたしは試してみたかった。ものすごく時間がかかった。途中でちょっと休憩してはまたちょっと歩いて。でも歩けた。往復10ブロック。松葉杖ついてだけど、あんなにたくさん歩いたのは初めてだった。戻ったら心配してたデイビッドが褒めてくれた。

ナターシャとお散歩に出掛けられないのがつまんなかったけど、「きみが一緒に行けないからナターシャがすぐに帰りたがるんだ」って、お散歩に出掛けたふたりはほんとにすぐに帰って来る。代わりにドアマンのリコとナターシャと4人でホールウェイでたくさん遊んだし、お部屋でナターシャの横に寝そべってたくさんおしゃべりした。ナターシャは何度もわたしにキスをせがんだ。


うちに帰るのが淋しかった。デイビッドんちがあんなに楽しかったから。日曜日デイビッドのアパートを出てから、ジャックのところに寄った。プロティン・シェイクを取りに行くため。それに、ひとりでうちにいたくなかった。「なんでデイビッド連れて来なかったんだよ」っジャックは言った。携帯にデイビッドからメッセージが入ってた。なんで鳴ったの気づかなかったんだろ。うちに無事帰ったかどうか確かめるための電話だった。心配そうな声だった。帰ってから電話したら「ちゃんとうちに帰ったんだね」ってデイビッドは安心した。帰らなくてよければいいのに。ずっと、デイビッドのところから。


今日はフィジカル・セラピーのあとにまたひとりで映画に行った。
「eternal sunshine of the spotless mind」。あの、別れた恋人の記憶を消すってやつ。期待してたよりずっとよかった。すごくよかった。もしもわたしもデイビッドも別れたあとにお互いの記憶を消したならば。また出会う。きっと出会う。それは百年か千年か二千年経ったらあの人とまた巡り会うことと似てるかもしれない。



-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail