天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

アイススケート - 2003年11月10日(月)

土曜日は天気予報通りにものすごく寒くて、マフラーをしっかり首に巻き付けて手袋をしっかりはめてダウンのジャケットのジッパーを首まで上げて、病院から地下鉄の駅まで肩を縮めて歩く。週末はわたしは仕事で、仕事じゃないロジャーとジェニーと、それからロジャーの友だちのジョンと、わたしの仕事の終わる時間に合わせて 5番街と59番通りの角で待ち合わせてた。

先週の水曜日の予定だったのが、雨が降ったから中止にして、水曜日は4人でディナーに行った。土曜日にしようよって言ったのはわたし。お天気がよくて気温が低くて、絶好のアイススケート日和な天気予報だったから。

突然ジェニーが来られなくなる。おばあちゃんのバースデー・ディナーに欠席することをおかあさんが許してくれないって。

セントラル・パーク沿いのあの道を、馬車が往来するのを見るのがわたしは大嫌いだ。くたびれた足取りの、不幸せそうな顔した馬たち。寒いのを口実にして、ふたりを促して早足でそこを通り抜ける。


アイススケートなんて、何年ぶりだろ。最後に滑ってから15年は経ってる。まだ日本にいたときだったから。初めは氷の上を歩くことさえ恐かったけど、そのうち慣れてバックで滑れるようにもなった。それでも何度も転びそうになっては大声を上げると、どこにいようがロジャーがすっ飛んで救いに来てくれる。ジョンはたいていわたしの隣にいて、腕をとっさに掴んでくれる。「あたし、まるでお姫さまじゃん」って、迷惑かけといて得意になってた。

4時間も滑った。すっごく楽しかった。もう11時を回ってたけど、カリカリの空気の中を震えながら歩いて歩いて、ダイナーでごはんを食べた。ハンバーガーが食べたいけど全部はひとりで食べ切れないって言ったわたしに、ジョンが半分こしてくれるって言った。山盛りのフレンチ・フライズと一緒に出て来たハンバーガーはやっぱり超デカくて、半分こしてもらって正解だったけど、しっかりデザートにティラミスを平らげた。わたしの分をジョンが「払わせて」って言った。助けを求めたのにロジャーは助けてくれなくて、ジョンにごちそうになる。

ひとり反対方向に帰るジョンの地下鉄が先に来て、ロジャーとふたりで手を振って見送った。見送ったあとで、「あいつ、どう思う?」ってロジャーが聞く。


癌のセミナーに行った帰りにロジャーと待ち合わせてごはんを食べに行くことになってた日、ロジャーはジョンを連れて来た。翌日、「ジョンはきみのこと気に入ってるよ」って言うロジャーに「デイビッドのこと言ってくれなかったの?」って聞いたら、「つき合ってる男がいるけどシリアスじゃないって言っといた」って言われた。くやしいけどホントのことだから仕方ない。それから何度かジョンは電話をくれて、なんだかいつも長話してる。人当たりがよくて優しくて優しくて話し上手で聞き上手で、いつも話が止まらない。

ロジャーはわたしとジョンをくっつける魂胆だったらしい。デイビッドのこと、「それでも好きなら、自分の気持ちに正直になりな」って一度は言ってくれたくせに。


日曜日の仕事は大変だった。わたしがくたびれてて大変だった。
足が痛くなるかと思ってたけどそれは平気で、それより体ごとただくたびれてた。帰っていきなりベッドにスライディング。携帯が鳴ったけど、取る元気もなかった。今日は日曜出勤の分のお休みで、夜にベリーダンスのクラスに出掛けるまで、そのままほとんどまる一日眠ってた。

夜遅くにまた携帯が鳴る。ジョンだった。
気がついたら2時間おしゃべりしてた。


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