uncertainty - 2003年07月29日(火) 昨日もビーチに行った。休暇の最後の日。 代休のジェニーは新しい病院に身体検査を受けに行って、それが終わってからわたしがジェニーんちに迎えに行った。 ときどき眩しい陽が照りつけたけど、ビーチはほとんど曇り空だった。だから水に一度も入らないで、ビーチにふたりで寝そべる。月曜日なのに夏休みのティーンズたちで人は多かった。45番のサンスクリーンを塗ったって、曇り空だったって、4時間もビーチにいれば焼ける。「今度会ったとき、焼けたとこ見せてあげるね」って、土曜日にビーチにひとりで行ったときに、ビーチからデイビッドに電話した。焼けた焼けた。3日続けてビーチに行けば、いやでも焼ける。裏と表にちょっと差があるけど。 3日続けてビーチに行って、やっと満足な休暇になった。 ジェニーんちで晩ごはんをごちそうになって、帰る途中の高速で携帯が鳴った。 「Hello?」って言ったら「もしもし?」ってあの人が答えた。びっくりしてジャンクション間違えそうになった。携帯にかけてくれたの、初めてだった。高速運転中だって言ったら、危ないからってあの人は少しだけおしゃべりして切った。でも嬉しかった。すごく嬉しかった。 今日から仕事に行くはずだったのに、夜中と朝にまた胃痛に襲われる。お薬を飲んだけど、2回目はなかなか効かなくて、病院に電話してお休みした。横になってたらデイビッドが電話をくれた。うちにいたから驚いてた。心配してくれた。ジェニーも電話をくれた。医者に行きなって言われた。 胃痛がおさまってからも目眩と頭痛が治らない。夕方、ジェニーに言われたとおりにファミリードクターに行った。コロノスコピーをオーダーされた。明日 Dr. ライリーのところに行ってアポイント取らなきゃいけない。怖い。コロノスコピーなんて。 今日は夜にサルサのプライベート・レッスンを受けることになってた。夏のあいだプライベート・レッスンがディスカウントになってるから、自分への夏のトリートに先週思い切って予約した。まだ少し目眩がしたけど、払っちゃったお金を無駄にしたくなくて、頑張って出掛けた。 スタジオのすぐ手前でロシア系さんにばったり会う。近くのアルジェンティン・バーでやってるタンゴのクラスに行くとこだったらしい。わたしの方が30分遅く終わるのに、ロシア系さんはわたしのスタジオの下まで迎えに来るって言った。 サルサのプライベート・レッスンはとても役に立った。ターンするときにときどきフラフラする原因がわかった。初めての人と踊るときにときどき相手の意図通りにフォロー出来なくなる理由もわかった。姿勢や相手の人の手の握り方さえ上手く踊るための重要なキーで、そういうのもきっちり教えてもらえた。レッスンが終わったら目眩もどっかに消えてた。 下で待ってたロシア系さんが、時間があるならどっかに行こうって誘ってくれたけど、今日は体調が悪かったばっかりだからって言ったら、そのままうちまで車で送ってくれた。 ロシア系さんはやっぱりたいくつな人で、ジョークが全然通じないし気の利いたジョークなんかひとつも言わない。そんなことは大して困らないけど、絶対わたしのこと誤解してるのが困る。今日あんなところでバッタリ会ったことを、巡り合わせだみたいなこと言って喜んでる。ほかのダンスのクラスには地下鉄で通ってタンゴ・クラブに行く木曜日だけ仕事の帰りに車で行くのは、タンゴのあとに会いに行く人がいるからだ、って今日も言ったのに、うちの前に着いてからまたわたしを抱き寄せようとした。「No!」ってまた慌てて車を降りて、バイバイって手を振った。 曖昧な言い方じゃなくてボーイフレンドに会いに行くって言えたら、どんなに簡単で楽だろうって思う。 うちに帰ってから携帯にデイビッドからの missed call が入ってるのに気がついた。 サルサのプライベート・レッスン受けてる時間だった。かけ直したけど繋がらなかった。メッセージ残したけど、かかってこなかった。だからメールを送ったら、すぐに返事が来た。「まだ起きてるよ」って。それから「きみがサルサのレッスンに行けて嬉しいよ」って。コロノスコピーのことも心配してくれた。でも、起きてるならどうして電話かけてくれなかったんだろ。 このまま不安にならないで済みますように。せめて来週の木曜日までこの気持ちの確かさが続きますように。先週の木曜日に会ったときに少しだけの神さまの声が聞こえて、わたしはそう祈ってたのに、もう全てがアンシュアになってる。 デイビッドはあなたに相応しくないよ。デイビッドはあなたを幸せにしてくれないよ。あなたのその人はデイビッドじゃないよ。誰もがそう思って笑ってるような気がしてしまう。 あの人がここにいて、そばにいて、あのときみたいにおどけて笑ってくるくるヒラヒラ舞ってくれたなら、ずっとそうしてくれたなら。忘れてた叶わぬ願いが、遠い遠い海の向こうから天使の代わりに舞い戻って来た。 -
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