天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

それならそれで仕方ない - 2003年06月02日(月)

忙しい週末だった。
金曜日はバイブル・スタディに行ったあと、ジェニーと真夜中までお茶飲みに行って、
土曜日はクリエイティブ・メモリーのクラスに行ったあと、教会の仲間とモダン・ジャイブのダンスパーティに行った。全然スウィングっぽくなくて、気に入った。
昨日は教会に行って、夜にブルースが晩ご飯に誘ってくれた。レベッカが住んでるとこの近くで、一度みんなで行ったことあるレストランだった。もうレベッカとずっと会ってない。どうしてるかな。インターン仲間とはもう誰とも会ってないや、最近。

うちまで送ってくれたブルースが、チビたちを見たいって言った。お兄ちゃんチビは男の人が大好きだからブルースにくっつき回る。シャイな妹チビまでなついてる。CD ラックからブルースが好きな CD を自分で選んでかけて、たった一枚持ってる DVD を見つけたブルースがそれを観たいって言った。大好きなオードリーの映画。あの街からここに来るときに、記念に自分に買った映画。

うちの電話が鳴る。カダーがこの近くに来てるってかけてきた。よく行くって言ってたバーにいた。「今友だちが来てて映画一緒に観てるの。まだそこにいるのなら、あとでかける」。そう言って切ったけど、映画が長くてかけ直せずにいて、1時間経ってまたかけてきた。わたしはブルースに、友だちが近くに来てるから出てこいってウルサイのって、どうしてだか he じゃなくて she を使って言った。「いいの、いいの」って言いながら、映画観ておしゃべりしてた。

ブルースは、天使の衣装を着せたらカダーのルームメイトよりずっと似合うと思う。天使の衣装を着た人の学校があったなら、ブルースが生徒会長だと思う。生徒会選挙でだんとつ一位に選ばれたような。そういう人だからか、ほかの人にはあんまり言わない頭の奥のほうで考えては溜めてるるようなことをわたしはいつもブルースに話してる。マジェッドの存在に似てるけど、ブルースはおにいちゃんみたいじゃない。

おしゃべりに夢中で映画はなんとなく観てるだけだった。
カダーはその間も何回か電話をかけてきて、「あとでかけるから」って言うわたしに「いったい何やってんのさ」って訝しげだった。

ブルースが帰る直前にまた電話が鳴る。「2分後にかけるから、絶対」って切ったら、ブルースが「出掛けるなら乗っけてこうか?」って言った。she って言い続けてたけど、絶対 he ってバレてる。別にいいんだけど、なんとなく「生徒会長」には知られたくなかった。


ブルースが帰ってったあとすぐにカダーに電話したら、カダーはうちのすぐ近くまで来てるって言った。ブルースが出てったすぐあとにカダーが入ってくるなんて、人が見てたら何て思うだろうって思った。

「男だろ?」
「そうだよ。教会の友だち。見たの?」
「見てない。こんな時間までいて、寝たの?」
「まさか。友だちだってば。すっごくいい人なの。ときどきごはん食べに行くんだ。」
「好きなの?」
「そういう好きじゃない。」

全部ほんとのことで、だから全然平気で、「このキルト素敵でしょ?」って、絶対カダーは素敵だって言ってくれると思って言って、やっぱりカダーの腕の中は心地よくて、たくさん抱き締めてくれて、いろんなこと話してるうちになんとなく何ももう怖くなくなってきて、そしてわたしはデイビッドのこと話してみた。

好きだけど、どういう好きなのか自分の気持ちも彼の気持ちもわかんないし、いったいどういう関係なのかが一番わかんなくて、どういうつもりでどうなって行くのかもわかんなくて、またセックスしたいだけとかだったら、そういうの、もうイヤなんだ。って。

カダーは真面目に聞いてくれてた。いつからどれくらい会ってるのかとか、電話はくれるのかとか、どのくらいの割合でくれるのかとか、なんかそんなこともわたしに聞いてた。それから言った。ちゃんと話しろよ。彼に聞けよ。きみをガールフレンドにしたいのかどうか、聞きなよ。もしそれで返事が曖昧だったら・・・。その先はわかってた。

「なんで誰もわたしを愛してくれないんだろね」って言ったら泣きそうになった。「そんなこと言うなよ」。カダーはわたしを肩に抱き寄せた。それから、自分は今まで多分誰のことも愛したことがないって言った。

今度会ったときに、カダーに言われた通りにデイビッドに聞いてみようかなって思った。そういうこと聞くともう会えなくさえなりそうな気がして聞けなかったけど、もしも会えなくさえなったってそれならそれで仕方ないやって、なんかそう思った。


そしたらもう、カダーもデイビッドもわたしに true love をくれる人なんかじゃなくて、それならそれで、それも仕方ないやって思った。

ディーナは神さまじゃないから。わたしが自分で神さまの声を待つ。

「聞いてみる。それであなたに話すから聞いてね。返事が曖昧だったら、もう会わないことになったりしたら、泣きに行っていい?」。うちの前でそう言ったら、「ディーラ」ってカダーは笑って手を振って、車を停めてるところに向かってった。教えてくれたばっかりの、「OK」の意味のカダーの国の言葉だった。もう空が明るかった。


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