天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

答えを知りたい - 2003年05月29日(木)

夜中の1時半。デイビッドとスーパーマーケットで買い物してると、携帯が鳴る。
そんな時間に携帯にかけてくるのはカダーしかいない。わかってて ID を確かめた。「友だち」って言ったら、「こんな時間に?」って言ったあと「女の子じゃないな」ってデイビッドは言った。「うん、男」って答える。わたしのことを bad girl って言うから「あなたほどじゃないんじゃない?」って笑って言ったら「そうだね」って笑って言われた。


天気予報がはずれて雨は降らなかった。
今日もタンゴを踊りに行って、そのあとデイビッドに会ってた。デイビッドは風邪を引いていて、だからどこにも行かずに、テレビで古い映画を観てた。

今日はひとつ離れた通りに車を停めていて、そこまでナターシャと一緒に送ってくれたデイビッドが「ベーグル買いに行こう、僕の分ときみの分」って言い出した。そのまま車であの NY イチのベーグルやさんに行く。NY イチってことは、世界一のベーグルってことらしい。ほんとに、世界一はどこにでもある。それから、4ブロック先のスーパーマーケットまで行った。そして携帯が鳴った。


デイビッドは明日ナターシャと一緒に食べるローストターキーを買って、それからオレンジとアプリコットを買って、わたしが「イエローマンゴは?」って聞いたら嫌いだって答えて、おおきなペアを見つけたから「このペアは?」って聞いたら要らないって言う。フルーツの好みはあんまり合わないみたい。わたしはオレンジは好きだけど、アプリコットはあんまり好きじゃない。デイビッドは思い立ったようにちょっと奥に歩いてって、ガストーのチョコレートの箱を持って来た。「これはきみに。世界一のチョコレートだよ」って。ほら、また世界一。でもチョコレートの好みは一緒だ。キャドバリーもデイビッドは好きだから。買ったばかりのガストーの箱を開けて、デイビッドはわたしの口にひとつ放り込む。チョコレートがふわふわ口の中で溶けていく。

車を運転しながらわたしは聞いた。
「あなたは悪い男なの?」
「違うさ。僕が悪い男だと思ってるの?」
「さっきあなたがそう言った。」
「僕は悪い男じゃないよ。そういう男じゃない。」
よかった、って思った。


誰とデートしたってかまわない。だけど好きになっちゃだめ。ほかの誰もあなたの true love じゃないから。彼がその人だから。ディーナはずっと前にカダーのことをそう言った。

あなたが好きになったのなら、神さまはあなたのためにその人のことを受け入れてくれる。その人にちゃんと恵みを与えてくれる。そしてそれが true love になる。だから心配しなくていい。神さまはあなたの幸せを叶えてそれを守ってくれるのだから。それからずっとそのあと、結婚のことを言い出したディーナにデイビッドのことを聞いたときには、ディーナはそう言った。

「混乱しちゃだめ。混乱する必要なんかない。今はただ、true love を祈りなさい。神さまが答えをくれるから」。


アパートの前に着いて、デイビッドはわたしのほっぺたにキスをくれた。
両方の頬にひとつずつ、とても優しくあったかく。「風邪がうつるといけないからね」って、それからくちびるの端っこに。そして車を降りるときに笑いながら言った。「彼にこれからコールバックしなよ」。「しないよ。ねえ、友だちなの、ただの」「わかってるよ。信じてる」。


デイビッドのことを、わたしはまだよくわからない。とても好き。だけどわたしは畏れてる。傷つくことを。傷つけることを。神さまはわたしに何をどのように与えてくれるんだろう。わたしは何故まだ答えがわからないんだろう。

うちに帰る道で、怖くて少しドキドキしてた。電話取らなかったこと、カダーに何て言おう。わたしはデイビッドに嘘ついた? わたしはカダーにも嘘をつくの? わたしは何を間違えてるの? 悪い女はわたし?

答えを知りたい。


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