天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

happier - 2003年05月26日(月)

相変わらず雨が降って、ヒーターなんか入るわけない5月の終わり、ヒーターなしではうちの中も寒くてしかたない。土曜日、仕事を終えてからは平気だったのに、夜になって喉と頭が痛くなって、夜中に熱を出してしまった。熱は下がって昨日もちゃんと仕事に行ったけど、帰ってからすぐに寝た。今日はメモリアル・デーのお休みだった。

母と妹と3人で暮らしてる夢を見た。
居心地のいい日本風の綺麗なおうちで、昔のまんまの母がわたしに言った。
「今日ヒロさんが遊びに見えたわよ。マジェッドと一緒に」。
ヒロさんってのは、夢の中でカダーのルームメイトのことだった。もちろん実際はそんな名前なわけない。わたしは夢の中で眠ってたらしくて、「なんで起こしてくれなかったの?」って怒る。「もう会えないかもしれないのに」。

カダーのルームメイトは、今月末に自分の国に帰ってしまう。いつだっけ、前のアパートの近くに買い物に行ってマジェッドんちにお手洗いを借りに行ったときに、マジェッドが話してくれた。「僕から聞いたこと、カダーには言うなよ」って、相変わらずマジェッドはわたしと会うことをカダーに内緒にしたがって言った。だからそのあとカダーが電話をくれたときに、ルームメイトのことを「どうしてる?」って聞いて、帰っちゃうことをカダーからも聞き出した。ルームメイトはどうしてだか、まだわたしに話してくれないでいる。

夢の中で、母はマジェッドとカダーのルームメイトといろいろおしゃべりして楽しかったって言った。わたしは本気で怒ってて、母はそんなわたしをただ笑ってて、それも昔のままだった。

子どもみたいになってしまって、もう喚き出すことはなくなったらしいけど、何も出来ずに突然泣き出したりぼんやりしたりで、母はすっかり母じゃなくなってる。もうあんなふうに母とおしゃべりすることも出来ないんだろうかって、起きてから夢の余韻が淋しかった。

カダーのルームメイトに電話したけど、携帯は切られてた。メッセージを残したけど、夜になっても電話は来ない。



神さまがいるのなら、世の中にはどうして哀しいことがこんなにたくさんあるんだろうね。戦争も、残酷な犯罪も、人間同士の諍いも憎み合いも傷つけ合いも、病気も事故も失恋も。どうして神さまはなくしてくれないんだろうね。わたしもそう考えたことがあったよ。だけど今なら少しだけわかる気がする。

間違いを起こすのは人間で、人間がその間違いに気づかなきゃいけないんだ、って。
そして間違いに気づいたときに、本当にそれを正したいと思ったときに、神さまが正しい方向に導いてくれるんだ、って。悲しみに暮れることさえ、それは間違いなのかもしれない。わかんないけど。誰かが教えてくれたわけじゃないから違うかもしれないけど。

だけど泣いて泣いて泣き続けて、やっとそこから抜け出さなきゃいけないって思えたときに、神さまの力を信じて「助けてください」ってお祈りすれば、神さまは助けてくれる。導いてくれる。お祈りはとても苦しいし、信じることは難しいけど。


世の中は間違いだらけだけど、多分みんなやっぱり起こるべくして起こってる。いつもどこかで誰かが間違えてるから。そして気づかないでいるからなくならない。治らない病気があるのだけは不公平だと思う。だけど、治らない病気も、どこかで誰かが間違えたせいのような気がする。本人のせいじゃなくたって。不公平だけど、哀しいけど、そうなのかもしれない。そうだったのかもしれない。

でもそれだって、ちっぽけなことってのはきっとほんとなんだよ。
あんなに小さなからだで、あんなに苦しんで、だけど「なんでもないことだったんだって今は思える」って、あの娘が天国から幸せそうな声でそう言ったから。

天国だけが、憎しみも争いも悲しみも苦しみも痛みもない場所。
それは少しだけやるせないけどね。



カダーのルームメイトに会えるかな。帰っちゃう前に。
ありがとうを言いたい。
あの悲しかったときに、あんなに力になってくれた。
まだお祈りを知らなくて、抜け出すすべがわからなかったあのとき。
最後にカダーと一緒に会ったときには言ってくれた。
「今度会うときには、もっとハッピーになってなね」って。
「もっとハッピー」になったよ、わたし。
カダーのことは、もう大丈夫。いつもパーセンテージ聞いてくれたけど、もう100パーセント大丈夫になった。わたし、失わなかった。もう失わない。ずっと友だちでいられる。
あなたとも、ね。


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