航海日誌

2001年08月13日(月) 人の心のそこにあるもの。

つうわけで、今日は(13日)(でも打ってるのは15日)姉上の命日です。
つうか命日の日なので。(毎月13日。)ちょっとだけ自分ががんばろう的な日でもあります。

この日も早く起きてしまい、いつものようにバス停にいくと、バス停にはいつものおじいさんが座っていた。
バス停について気がついたのは、ゴミ。

夜にバカもの(と読んで若者)がちらかした(たむろってましたから。)ゴミ。(具体的にはコンビニのビニールやら、弁当のプラスチックの箱、ペットボトルとか。)
が。

散乱。

冗談でしょ?

京都はきれいな町です。
それは、町の人が毎朝掃除しているからなんです。
ってずうっと昔学校の先生がいってた。
ユースホステルからその事実を目撃して、
きれいな町をだれが作っているのか知った。

なのに、よりによって美術館の前。
100メートル道路(名古屋のでかい道路)に比類するこの三条神宮通りで。

それはないんじゃないの?

でもワタシは観光客だし。
でもバスはまだ来ないし。
道路も車少ないし。

ワタシ、とりあえず一番目についたペットボトルとビニールを拾い、その横にあるゴミ箱(これは名古屋にも欲しい。バス停にゴミ箱があるの。大きな。)に入れる。

そして、一度歩道に戻る。

でもさ。
気になって。

残りのゴミも拾いはじめる。

「あの、私も手伝いましょうか。」そういって、それまで後ろにいたお姉さんが。
「でも、いや、私のは私がやりたいので…。」
とかなんとかいいつつ、黙々拾うわたしたち。

「京都はきれいな町なのに。」
「ほんとですね。」

全部拾い終わると、
「すいません、どうも気になってしまって。」
「私も、気になってたんです。」
「あの、大学の方ですか?」
「はい。」
「造形大の?何コースですか?」おや。
この人は同じ大学の通信の人だったらしい。
「情報デザインですか。私、染色なんです。」

とかいうわけで、その方とバスに乗る。
無理矢理デジタルタイポグラフィで作った名刺を渡し(前の日に切っておいた。)手帳に書いてもらう。

「情報デザインって何をしているんですか?」
………やっぱりわからなかったか。どうも情報デザインって内容の想像がしにくいらしい。
「今はピンホールカメラを……ピンホールカメラって知ってます?」
「…いいえ?」……ここでカルチャーなショックだったのは、私的には当然知っているものだと思っていたのに、世間一般的にはあまり知られていないことだったのかーと。
「……とゆーカメラの原点な仕組みでカメラつくってるんですよ。」
簡単に説明する。
「へえーー難しいけど面白そうですねー。」
……難しかったんだろーか。それとも私の説明が悪かったんだろーか。
でも染色のことを何も知らない私が、染色のことを聞くのと同じことなのかもしれない。

そこで彼女とは別れたが、他コースとの交流もいいものであるなぁなどと思い。積極的に話し掛けることがマイナスになることは少ないのかも。と。
少なくとも自分のバカさ加減を披露する程度のことなんだなぁと。

ちょっとだけ、面白かった。

つづく。


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