仕事の合間に本屋に立ち寄った。 その本屋は会社の近くで、先日店内の模様替えをしたばかり。久しぶりに入店したら配置が分からなくて困ったと同僚。 そこで買い物はしないが、立ち読みには時々訪れるので、調べ直さなくては……と立ち寄ったのだった。
なるほど。店内の左右を逆に配置をしたらしい。これはとまどう。今まで漫画コミックスの置かれていた棚には、文庫小説が収まっている。僅かなスペースだが平積み展開をしている本もある。その中の1冊に『どすこい(安)』京極夏彦 著があった。 この本は一昨年の二月に上製本の装丁で出版された。そして今年、文庫本として姿を変え、再び店頭に並ぶ。 しかし、本来のタイトルは『どすこい(仮)』である。何故に、タイトルの変更があるのか?どうやら、前回の上製本と比較して(値段が)安いから、らしい。いかにもな遊び。そして、文庫本だから、紙質も違う為、(若干)手にした重さも軽く感じる。 ワタクシは以前の上製本を購入済みで、腹筋が痛くなるほど大笑いした。その痛さ、疲れと言ったら、アブフ●ックスを最強パワーで20分装着したかのよう。 未読の方は是非ご一読を薦める。本当に、安くて軽いから。(いつもの京極氏の本と比べればだが)
手にした重さがこんなにも軽いのは、内容も軽いからだね、きっと。
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