ワタクシの勤め先は東京都でも、有数のオフィス街。近代だけでなく昔から、それこそ江戸の頃から活気有る街である。 時代と共に活気に溢れる街。素敵なところだ。生活圏がどうしてもこの街周辺なので、勤める前からここは好きな街、好きな場所である。 そんな街で起こっている事が以前から気になっていた。最近になってそれが顕著になったように思う。
活気の中心になる駅前には雑多な店舗が密集。 味も値段もお馴染みの居酒屋、墨痕鮮やかな迫力有る看板から、何語やら何屋かすら分からない看板。夜ともなれば、綺麗なお姉さん達(余り綺麗でない人もいたりする・笑)が韓国語、広東語、北京語、タガログ語等、様々な言語特有のイントネーション日本語でほろ酔い加減のおじさま達を誘う。つつき、つつかれるおじさま達は何故か一様に、 「ええ?ホンマに?いやぁ〜、そんなん言われたら、かなんなぁ」と関西弁。 お姉さん達とコミュニケーションを図っているおじさま達の他にも、 「明日は朝イチで会議やって言うてはりましたよ。もう、電車も遅いですよって上がりましょ」と飲み仲間をたしなめるOLさん。 ほろ酔い加減の街中で、仕事の電話を受ける人もいる。 「いや、ソレは昨日も言うたやん!向こうさんは知らへんねんから、こっちでちゃっちゃぁ〜とせなあかんねん」
平日の夜、駅前をすれ違っていく人たちの耳に入ってきた一言は、全員関西弁だった。
ここ……東京、だよね?
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