長女の涙 |
|||
過去 : 未来 : メール | 2006年07月03日(月) |
子ども達が剣道を始めて1年になる。 初めは「初心者」としてお辞儀の仕方から教えてもらう。 そして体力作りや素振りなど形を教わること1年。 やっと長女のミホに防具をつけるお許しが先生から出た。 胴着は新調したが防具はクラブのものを借りられることになった。 今日は初めて防具をつけての練習日。 私は太鼓の練習があったのでダーリンが連れていった。 「防具をつけたらもう誰も容赦しないんだぞ。泣くなよ。」 ダーリンがミホに言う言葉が気になっていた。 太鼓の練習を終え、急いで家に帰る。 すでに剣道から帰ってきてお風呂に入って寝る準備をしていた。 「今日はどうだった?」 「泣いてしまったの。」 先生がマンツーマンについて絞られたようだ。 秋の試合に出させたいと仰っていたので練習にも力が入ったのか。 先生が怖い。 上手いこと言われるように出来ないから悔しい。 疲れた。 この三つの理由で泣いたという。 「お母さんも思い出すな〜。」 太鼓を始めたばかりの頃、なかなか出来なくて悔しかった。他のメンバーに怒られると言うより笑われたり、呆れられたり。。。。 帰りは泣きながら車を運転したこともある。 なんて話したらまたミホは泣き出した。 日頃よっぽど泣かない子だ。 声を殺して泣くので私までぐっと来た。 「で、剣道は嫌いになったの?」 「ううん。嫌いにならないよ。」 「そっか。お父さんもお母さんもカホも応援してるからね。」 小さな頃はあんなに泣き虫だった子がこうやって精神もどんどん鍛えられ大きくなっていくんだなぁ。 改めてそんな風に思った。 今日の練習を一部始終見ていた剣道3段のダーリンが言うには 「ミホは上手いよ。声だってクラブで一番出てるから。」 親ばかの言葉とはいえ嬉しい一言だ。 剣道で試合に勝つと言うことよりも、己に勝つ、そんなことを学んでいくんだろうか。 娘の成長が嬉しい反面だんだん遠くに行くようで寂しい感じ。 |
|||
■ 目次 ■ |