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集金 |
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| 過去 : 未来 : メール | 2004年12月03日(金) | ||
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町内の班長さんは月末に2400円の集金の仕事がある。 先月末はダーリンが忙しいのもあって私が回ることにした。 集金にまわるとそこの家の素がわかる。 「ご苦労様です。」と言ってあらかじめ封筒に班費としてよけてあるものをすぐに出してもらえる家はスムーズでよい。 私も来年からは見習おうと思う。 ピンポ〜ン♪ 「すみません。班費お願いします。」 奥さんがまだ帰っていらっしゃらないようで旦那様。 「ごめん。今はないから後から持って行かせるよ。」 アハハ。 2400円のポケットマネーもないのね。 うちもそういうことあるから気をつけなくっちゃ。 後から奥さんが恐縮して持って見えた。 うちも同じだからいいのよ〜^^ ピンポ〜ン♪ 次はお母さんが小学校の先生のお宅。 ミホと同じ学年の娘れいちゃんがいる。 「どなたですか?」 チャイムの奥でお母さんの声だけがする。 「○○です。班費をお願いします。」 「はい。」 待つこと3分? 外灯は点かず、寒い暗がりでじっと待っているのは長く感じた。 そこへ新聞の集金のおばちゃん登場。 「こんばんは。」 カホの友達のばぁちゃんということもあって声をかけたら暗くて私の姿がみえなかったらしくびっくりされた。 「あんたも集金かい?ここは大変だよ。」 玄関が開いてれいちゃんが2000円を差し出した。 「あのね。先月分の2400円も合わせて4800円なの。」 「新聞代の3000円も頼むよ。」おばちゃんも口を挟む。 れいちゃんはうなづいてまた玄関は閉められた。 またしばらくして 「今ないからまた今度来てって。」 ばつが悪そうにれいちゃんは言って玄関を閉めた。 あれ?新聞代は? 「ほら。いっつもこうやって子どもだすんやさ。困ったもんだ。」 |
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