縦割り教育


 過去 : 未来 : メール 2004年11月16日(火)


カホらが通う小学校はいろいろな場面で「縦割り教育」を行っている。

掃除や学校の行事を6年生から1年生までいろいろ入っているグループを作り、年上の子が年下の子教えてあげながら活動するというものだ。

6年生はリーダーとなって下級生を指導しなくてはいけない。



後期になってしばらくしたのでカホに

「新しい縦割りグループはどう?」


と聞くと

「6年生はいじわるなの。」と言ってうつむいてしまった。



私たちの苗字には「し」がつく。

6年生班長は
「カホ、お前は”し”がつくから下拭きだ。」



「かほちゃん、下拭きしかやったことないの・・・・・。」


終わりの反省会。
班長がみんなに聞く。
「今日の掃除はどうでしたか?」


カホは
「しっかりできました。」


「言ったなー?!(怒)」



「かほちゃん、怒られるから何も言えないの・・・・。」



私はいろいろ聞いて担任の先生にその旨連絡帳に書いて伝えた。
こんな時、あまり批判的に書いてはダメ。

うちの子にも何か落ち度がなかったかどうか教えてください・・・と書いたほういい。

なぜなら片方の話だけ聞いてて相手の言い分もあるだろうから。



本当は
「縦割り教育は、時として下級生が上級生のうっぷん晴らしの対象になりやすいんので、きちんと見届けてくださいよ!先生怠慢なんじゃないのぉ??」なんてプンプン思っているのに。(笑)




その手紙を出してからカホの表情が変わった。そして週が変わった月曜日。


「お母さん。初めて掃き掃除になったよ。カホちゃん、うれしかったんだぁ」

ニコニコ顔で話した。


先生からのお便りや電話でもいろいろ話すことができた。









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