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差別 |
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| 過去 : 未来 : メール | 2004年11月13日(土) | ||
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学校では嫌なことばかりあったがいいこともあった。 二年生担任の20代後半の音楽の先生のクラスには、本来なら特殊学級に行くべき生徒★くんが一人いる。 ★くんは英語、数学、国語以外は教室で一緒に勉強している。 周りの生徒はそんなにあからさまに差別はしないものの、どこかでは彼を馬鹿にし、時々言葉の節々で卑下したようなことを言う。 「しんしょー」(身体障害者の略) という言葉が生徒の間で流行る。 何かあると 「おめぇ。しんしょーじゃないかぁ?」 という具合に。 担任はいつかどのようにこの話を切り出そうかと迷っていたが音楽の授業中にその現場を押さえそこで話合いが始まった。 担任は★くんのお母さんの言葉を紹介。 「私は息子が楽しかったと言って学校から帰って来るだけで嬉しいのです。おかげさまで中学に入ってから毎日楽しいと言って帰ってきます。ありがとうございます。」 どこの親が我が子が「楽しかった」というだけで満足する? 彼はみんなとやることはすべて違います。 未だにカタカナの勉強や簡単な足し算、掛け算の勉強をしています。 でも、毎日やるんです。 毎日今まで自主勉強ノートを忘れたことがありません。 こんな一生懸命な彼をなぜ笑うのですか? 何かおかしいのですか? ★くんはそれでもみんなと一緒にいることが楽しいと言っているのです。 みんなが馬鹿にして笑っていても、ひどい言葉を浴びせかけてもそう言っているのです。 みんなの中で「しんしょー」と言う言葉が流行っているようですね。 どういう時にそんな言葉を使うのでしょう。 そう言われた人はどう思うでしょう。 その時、ある男の子が発言する。 |
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