一平さんの隠し味
尼崎の「グリル一平」のマスターが、カウンター越しに語ります。


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2004年03月12日(金) 第二部   その13


第二部 その13


店を始める事になって、何かと準備で忙しくしてた、ある日・・・

商店街を両手にいっぱい荷物を持って急ぎ足で歩いてると、向こうから体のデッカイ人が2,3人と
こっちに向かって歩いて来たんです、どこかで聞いいたことのある声でした、相手の方が先に、
私を見つけたみたいで、

「おー!出前の兄さんや!しばらく顔みいへんかったなー」・・・・・・(やべっ!剃り込みや)

「どないしてたんや、親分が会いたがってたでー、よかったら今から事務所に行こか?」
「親分よろこぶでー!ああーワシな若頭になってん、この二人、ウチの若い衆や」
「おまえら!ボーっとせんと荷物!持ってあげんかいな!」・・・・・・(あ!ありがとう!汗)

「ほら!親分がよく話してる出前の兄さんはこの人やがな!」・・・・・(話してる??)

「オルテガさん!イヤ、親分さんはお元気ですか・・・兄さんも出世したんやね(笑)」

「あの時いた、みんなはやめて今、ワシ一人しか残ってへんからなー」
「親分がよく言うてるわ・・・出来の一番悪い奴が残ってもうたなーやて!」・・・・(ほんまや!笑)

「親分は酒飲み過ぎで肝臓を悪くしとるは、どーもかなり悪いみたいやで!顔が黒い!」

「立ち話もなんやから、コーヒーでもおごるわ!」

「いや、ほんまに、ありがとう!忙しいし、みんな待ってるから、はよ帰らなあかんねん!」

「わかった、荷物だけでも、いっしょに運ぶわ!ええから気いつかわんといてや!」

その日の晩・・・親分から、さっそく電話があった!

「元気にしとるか!・・・マスターから聞いたで、店やるんやてな!」
 今から、わるいけど、ちょっと事務所に来てくれへんか!」
                  
「あ!はい!」


             また、この次・・・


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