TENSEI塵語

2007年04月25日(水) 「華麗なる一族」の音楽

つ、ついにまた、宵寝をしてしまった。
10時過ぎに腰のだるさに耐えかねてちょっと横になったら、
何思う間もなく眠りに落ちて、約2時間。。。
生活のリズムが崩れやすいので極力避けたいのだが、
あーしまった、、と気づくのは、眠ってしまった後だ。。。


先日、ミュージックエイト社に妻の注文の楽譜を頼んだ際、
ドラマ「華麗なる一族」のメインテーマの吹奏楽譜が出ていたので
ついでに注文した。
こういう曲を出すのは、客の要望が多いからに決まっている。
私はこのドラマを見るのがつらくて結局見なかったけれど、
第1話と、その後時折は、今どのあたりかな?と覗き見はした。
華麗なる、というが、流暢な音楽がよくバックに流れていた。

きょう、その楽譜が届いたのだが、ふと思いついて
iTune Store で検索してみたら、サウンドトラック全曲が出ていた。
さっそくダウンロードして、全曲を聴いてみた。
驚いたことに、ミュージックエイト社の編曲譜にしては珍しく、
10分もあるメインテーマがそのまま編曲してある。
つまみ食いの中途半端なメドレーでがっかりさせるのが常なのに。。。

「王様のレストラン」の音楽で、実に才能豊かだと感心した服部隆之が
「華麗なる一族」ではあまり個性を発揮できなかったな、という印象だ。
テーマや筋立てが重過ぎたのかもしれない。

私がこのドラマを見なかったのは、見るのがつらいからである。
小説も、終盤に近づくにつれて、つらくて読めなくなってしまった。
山崎豊子の小説は迫真していて、どれも読むのがつらい。
それでも数作の長編は耐えつつ、しかも読まずにいられずに読んだ。
しかし、この作品だけは最後まで読めなかった。
それなのに、影像化されたものが見られるわけがない、と怖くて避けた。
とにかく、あまりに残酷なのだ。。。

先日、もっとも泣いたドラマアンケートの結果が新聞に載っていたが、
このドラマがトップに上がっていた。
このミュージックエイトの編曲者も、懸命に見ていたひとりだろう。
だから、メインテーマを一部も省略できなくなってしまたのだ。
あのドラマを毎回欠かさず最後まで見た人たちには、
大いなる勇気を感じる。


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