TENSEI塵語

2007年04月22日(日) 無駄のない映画

昨夜は、「プラダを着た悪魔」を再び全部見てしまった。
特典映像の残りを見たついでに、初めの方だけ見てみよかな〜、
と見始めたら、ついついそのまま最後まで見てしまった。

実に無駄のない、みごとな映画である。
これほど無駄のなさに感心させられたのは
28年前の「クレイマー&クレイマー」以来である。

「クレイマー&クレイマー」の時も、テーマには関心がなかった。
男女同権などというのは私にはあたり前のことであって、
アメリカでもこんな風に女性は自己実現に悩んでいるのだな、
アメリカでも案外男たちは封建的(?)なんだな、、と思っただけだ。
しかし、とにかく、映画として実にすばらしい作品だと思った。
無駄がない、ラストがすばらしい、完璧!!
あの時、私はあまりのすばらしさに、しばらく席を立てなかった。

「プラ魔」も、再度見て、私にとってはそういう作品に映る。
ファッションになどまったく興味はない。
ブランド品買い漁って喜んでいるのは、
焼き印捺されて飼われている豚になるようなものだと思っている。
しかし、映画が間違った主張をしているのでなければ、
題材への興味と映画のよさとは別問題である。
この映画は片時もうんざりさせないし、冗漫だと思わせない。
字幕で見る限り、セリフも実に気が利いている。

初めて見たミセスクレイマーのメリルがおよそ30歳のころ。。。
ちっとも美人に見えない中年ヒロインを絶賛したものだった。
今回のはおそらく57、8歳のメリルである。
その間の作品をいくつか見ているけれど、
もっとも印象に残っているのは「マディソン郡の橋」である。
あの田舎のおばさん役はホントにたいへんだっただろうな、と思う。


きょうは、ついに電源が入らなくなったG4マックの入院準備。
坊ずに譲るG5i iMacのメンテナンス、、、他にもいろいろと雑用。。。
腰が痛くてたまらない。
痛みに耐えかねて、何度も叫んだり呻いたりした。
ホントにひどい状態だ。。。
痛いのは腰自体でなくて、脚の方なのだが。。。




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