TENSEI塵語

2005年11月29日(火) ワードと一太郎

昨夜、仕事中の妻からSOSが来た。
学年だよりを作る順番がきたそうで、最初に作った人の書式に合わせるため
ワードで作業していたのだが、段落の最後の行が開いてしまったのだ。
私も何度かこの厄介なトラブルに遭っている。
36字くらいに行あたりの文字数が設定してあるとして、
段落の最終行が10字程度で終わって、改行したとたん、
その最終行の文字の字間が開いて、均等割りのようになってしまうのだ。
それはまるで、英文の本などで、行頭と行末を揃えるために、
単語と単語の間を自在に調整する機能がそのまま働いたかのようである。
それが常に起こるわけではないし、むしろそうなることの方が少ない。
だからいっそう奇妙である。
その行を消して打ち直すとうまく解決できる場合もあれば、
それでもまた開いてしまう場合もある。
昨夜はそれでうまく行ったが、どうにもならないときは、
テキストファイルで保存して、一太郎で読み込んで編集することもある。

昨夜のもうひとつのトラブル。
その学年だよりの印刷を頼まれたのだが、Win ノートで作られたそれを、
私のMac で読み込んで、レイアウトを調整しようとしたが、うまく行かないい。
ページあたりの行数調整すらままならないのだ。
これはしょっちゅう体験していることだ。
教科書会社が提供してくれているCDRの、課題問題やテスト問題を
参考にするため、レイアウトを調整して印刷することがよくあるのだが、
行数を5行少なくしても、5行少なくなるとは限らない。
だから、いつも、適当に減らしてはようすを見て、それを繰り返すのだ。
これは、Mac 版のワードに限ったトラブルなのかもしれないが、
とにかく、私の印象では、ワードというワープロソフトは、
何が起こるか予想しがたい、一筋縄ではいかないソフトなのだ。
そして、ひとつのトラブルを解決するのにかなりの労力を要するのだ。

一太郎には、そういう不可解なトラブルはほとんどない。
99%素直なワープロソフトである。
慣れているからではない、そういうトラブルに遭ったことがないのだ。

ところが、世の趨勢は、一太郎を排除しつつあり、ワード主導になっている。
それはおそらく、Wun システムを作った会社の産物であるからであり、
PCを購入したときからバンドルされている確率が高くなったせいでもあり、
一太郎などというダサい名前より、
ワードというカタカナの方がスマートだと印象づけられたためでもある。
エクセルを使いたいと思ってオフィスを買うと、
ワードが入っているせいでもある。
エクセルというのは申し分がないほど優秀なソフトなので、
(セル内での行間設定や余白設定などできるようになると完璧なんだけど)
ワードもすばらしいはずだという錯覚にも陥るのだろう。

ワード愛用者にいろいろと不満を述べると、確かに使い始めの苦労を認める。
けれど慣れてくるといいのだと言う、その理由を問いただしても、
な〜〜るほど、というような意見は聞かせてもらえない。
使ってみなければわからない、というような結論で終わってしまう。
それで使ってみると、一太郎より苦労することが多いのである。
これは、ウインドウズとマックの評価とよく似ている。
商売で負けてしまったために、マックは長い間冷遇されてきた。
Win はMac の長所を採用し、本来のシステムではないところに
異質のシステムを構築したものだから、重たくもったりした機械になった。
けれども、商戦というのは恐ろしいもので、
必ずしもいいものが世間に広まるとは限らないものだ。
マスコミの力で、必ずしもいい考えが世間に広まらないのと同じだ。
世間の人々は、まずWin 機をありがたがって使う。
だから、Mac 愛好家は甚だしく不便になってしまった。
Win 対応、Mac 不対応という商品が多く出回ってしまったからである。
それでますます世間の人々はMac の優秀さを知らないまま、
Win 機をありがたがって使うことになる。。。
しかし、一太郎という一介のソフトには、そういうハンディはないはずだ。

私は、ワード愛用者の多くは、ブランド志向なのだろうと思っている。
ブランドとは焼き印のことであり、ブランド志向というのは、
お尻に焼き印を捺されてしまったために、そう動かざるを得なくなることだ。
ホントにいいかどうかよりも、焼き印の方が優先される傾向性なのである。

ワードが本当に優れたワープロソフトなら、
誰か、苦労なく使える秘訣を教えてくれぃ!!


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